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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

Sherif Ali Ibn el Kharish

すまません。
まだ「ロレンス」です。

作品中で一番好きなキャラはアリです。
ロレンスよりアリの方が好きという女性は多いのでは? と勝手に思ってます。
アリって可愛いいよね? と恐る恐る言ってみる・・・・

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ダマスカスでの別れのシーン。
昼間の喧騒が嘘のようなし~んとした議場。
政治を学びたいというアリに対して、「政治家をは卑しい職業」とロレンス。
カチンときたアリは「君に会ってから思いついた」と言い捨てて席を立つのですが
(作品をご存知の方ならわかると思うのですが、これって嫌味っぽい)
言い過ぎたと思って(私はそう思うんだけど)、去り際に立ち止まり、ダマスカス奪回
へ導いてくれたことをロレンスに感謝します。


国民会議議場にロレンスを一人残したアリ。
アウダが涙目のアリをつかまえて尋ねます「彼は友達だろ?」
涙を見られて恥ずかしいアリは手を振りほどく「手を放せ!」

アウダ「敬愛していただろう」
アリ  「いや、恐れていた」
アウダ「なぜ泣く?」
アリ  「敬愛しつつ恐れていた。彼自身も自分を恐れていた」

アリはアウダと対立しているわりに素直に質問に答えるんですよね。
(寂しくて気弱になったのかな?)
ここまできてから、我に返ったようにアウダに対して剣を抜く。
「自分にかまうな!」

「こんなことじゃ政治家は無理だな」とアウダは鼻で笑う感じかな?
「これからだ!」むきになるアリ。
アウダを残して去るアリ、アリの背に向けてアウダの台詞。
「神に感謝しろ!アラブに生まれたのは辛い思いをしろということだ!」
アウダの余裕がアリを可愛らしく見せてる気がします。
ダマスカスの別れのシーン好きなんですよね・・・・・

(注:字幕の訳とだいたい合ってるけど、全く同じではありません。念のため)

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シーンが前後してすみません。
ネフド砂漠を越えた夜、アリはロレンスに家族のことを尋ねます。

他人に家族のことを尋ねる人は、自分の家族の話をするのが平気な人。
自分の家族について話したくない人は、他人に家族の質問ってしない。
首長の息子から部族の中では裕福だったろうし、大事に育てられたそ想像。
家族を恥ずかしいとか思ったことないんじゃないかって、部下思いだし、
いい家に育った感じがします。


「好きな名前を選べばいい。エル・ロレンス(Al.Lawrence)がいい!」
ロレンスが准男爵の庶子であることを知ったアリの台詞です(大雑把だけど・・^^;)。
アリは質問したことを後悔したんじゃないかしら?
ロレンスは家族の話をしたくないら、初めははっきりと答えないのです。
それが「嫌がってる」ということだと気づかずなかったことを後悔して、アリなりの慰めだと思うのです。
気づかないところにアリが「良家のぼん」ぽいというか、素直なものを感じます。
(ダマスカスでもアウダの質問に正直に答えてるし。)
正直に父親のことを話すロレンスには「不幸自慢」っぽいものを感じます。
(聞かれたくなかったら、父親は”ただのロレンス(Mr.Lawrence)” ってことにしとけばいいじゃんって思うのですが・・・)

アリの言葉にちょっと”うるっ”ときたロレンスは「そうしよう」と言って背を向けて眠ります。
アリは肩まで毛布(?)をかけたあげます。そこに私はちょっと”うるっ”。
その後、アリは干してあったロレンスの軍服を焚火にいれ、ロレンスは翌朝から白いアラブの服を着ます。

アラブの服をきて浮かれてるロレンスも可愛いですね。
自分が受け入れられたことが嬉しかったんだなぁって、軍服は窮屈だったんだろうなぁって思います。


アリは面倒見がいいですよね。
ロレンスの部下に対する扱いを注意したり、
トルコ兵から拷問されたロレンスを介抱したり、
(毛布をかけたり、食事の用意をしたり、上着を着るのを手伝ったり)
甲斐甲斐しいというか、いじらしいというか、頭なでてあげたくなるけど
そんなことしたら斬られる。

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ロレンスの軍服はわざと似合わないようにしてあります。
アラブの衣装が似合うのに、イギリスの軍服が似合わないということで、
軍の内部では浮いた存在であることを表現したかったようです。

前回チラッと書いた、ブーツについてですが、
作品中のイギリス軍将校の中でロングブーツを履いていないのはロレンスと軍医だけだったと思うのです。
下っ端もハイソックスだし、一人だけ足元が締まってないとこに違和感を感じました。
ロングブーツの方が動きやすいだろうから「持ってないのは(履かないのは)実戦経験がないから?」と想像したのですが、実際のところは知りません(念のため^^;)

あのね、ロレンス以外の将校は熱いの我慢してロングブーツ履いていたんじゃないかなぁって。
ロレンスは暑い地域には合わないから履かなかったんじゃないかしら?
そういうとこも軍の内部で浮いている感じ。

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字幕について書きたいことがありましたが、また今度にします。
スクリーンで観たらあれもこれも書きたくなって(でも上手くまとめられない(泣))、
書いてると頭の中で好きなシーンが”ぐるぐる”してきて困っている。
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by k-mia-f | 2009-02-08 19:32 | 映画

「アラビアのロレンス(以下ロレンス)」の初見がいつだったか覚えていませんが、予備知識がない状態で、多分「名作」という理由でお正月休みあたりにレンタルしんじゃないかなと思います。
TVは21型くらいじゃないかなぁ・・・・ 小さい画面でもアリの登場シーンや広大な砂漠、太陽にうっとりしてました。
「ロレンス」は何度もDVDで観てますが、スクリーンは初めてです。
TV画面では感じなかったけど、スクリーンを前に序曲を聴いていると色んなシーンを思い出してドキドキしてきました(上映ギリギリで走ったせいもあるが)。

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「ロレンス」は名シーンといわれるものが多数あります。
最初はマッチの火を消すと赤い空の砂漠に移るシーンでは?
TV画面では「あぁ、なるほどね」という程度でしたが、スクリーンでは自分が砂漠に来ているような、ドアを開けたら砂漠だったみたいな気がしました。
大きなスクリーンに広がる空と砂漠、小さい駱駝と人間、大自然の迫力に呆然としながら、劇場内に広がる音楽にうっとり。

蜃気楼のように現れるアリの登場シーンは緊張感でいっぱい。
TV画面でも緊張するシーンですがスクリーンだと数倍も緊張します。この先がどうなるかわかっているのですが、ガイド(名前忘れた)が身動きできずに近づいてくる人物を見つめていて、その人物の正体がわかるまでの間がすごい。思わず自分も前のめりになって目を細めてしまいました^^;

私が一番すきなのはネフド砂漠を歩くガシムの登場シーンと、ガシムを助け戻ってきたロレンスをダウド(召使になった少年)が出迎えるシーン(二つあるけど”ネフド越え”で一つということで)。
いやぁ~~ すばらしかった~~(感涙)
日の出前でまだ暗い砂漠、難所を越えて一安心のところに主のいない駱駝がテクテク。
「運命などない」といってガシムの救助に向か”オレンス” そこで、そこで、スクレーンがぱっと赤い空と砂漠に変わったと思ったらガシム登場。赤と黒の世界です。日の出前の足取りはしっかりしえます。太陽が顔をだし、広大な砂漠に小さなガシムの長い影。陽が昇り、ガシムの影も短くなってきた。喉がカラカラ、苦しくて真っ直ぐ歩けない。少しでも身を軽くしようと歩きながら装飾品を捨てる・・・・ 

”オレンス”の戻りを待つダウド、遠くに動くものをみつけ、駱駝にのってゆっくり近づく。人影が”オレンス”とわかると駱駝を全速力で走らせる。ここのスピード感がいい!次にカメラが離れれて”オレンス”駱駝とダウド駱駝が小さく映し出されて、何もない真っ直ぐなところで、オレンスはゆっくり、ダウドは速い、出会ったところで止まれずに追い越して、Uターンして一緒になるとこがすき(ちょっと興奮しすぎ)。

そして、この後のガシムとダウドの運命を思うと切ないです・・・・


砂嵐でコンパスを落とし「西へ進めばスエズにでる」といって進むとこもいいですね。
スクリーンのほとんどが空で、下の方に小さく駱駝の3人、地平線の太陽が大きい。

「広い空・広い砂漠・太陽・小さい駱駝」このセットがとにかく好きなんです。
TV画面とスクリーンじゃ全く違うんですよ。観にいってよかった~~。
この辺りまでロレンスは自信家ですよね。
その後の流砂をすぎ、朽ちた家(店?)の向こうにスエズ運河。辿りついたのに、目に力がありません。


観る度に不思議に思うのは、カイロでの報告までは挫折感でいっぱいなのに、そう時間が経っていないバーでは自信をとりもどしてること。
いや、挫折感ではないのか。「殺害を楽しんだ」と告白してるし・・・・ 
ここで頭に浮かぶのがガシムの処刑で何発も撃ち込んだこと。
その後急に我に帰ったかのように拳銃を投捨てる。
それと、後半のダマスカス進軍途中での敗走兵虐殺。
はじめは村人を虐殺したトルコ兵への怒りの方が大きいと思っていたけど、違う観方になってきました。
アウダにアカバへ進軍させるいために金貨を餌にして「楽しみのためならくるだろう」と誘います。ここの「楽しみのため」というのが何か引っかるようになってきました。
マッチの火を指で消す趣味とか、全部後半のガラリと人が変わってしまう伏線のように感じるのです。


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ロレンスは記者のインタヴューで砂漠の魅力について「清潔」を挙げています。
この後の彼の行動を思うと重い言葉です。
この頃はもう自分が汚れていると感じていたのでしょうか?
私は感じてるような気がします。
砂漠は流れた血がすぐに乾いてしまうような、汚した足跡もすぐに新しい(流された)砂が隠してくれるから。
雪も道路の汚いのを隠してくれますが、溶けると汚いものがまた出てきます。
海も綺麗だけど飲み込んだ汚いものを海岸に吐き出します。
砂はどうなんでしょうかね?流砂にのまれたダウドはずっと砂の中からでてこれないのでしょうか?

ロレンスはアカバまでに実戦の経験ってあったんでしょうか?
登場時は地図係りだし、司令官の読み上げた経歴書(?)の内容も地味な資料係に向いてそうだし(ブーツ履いてないし)。

ロレンスはベドウィンがダマスカスを治めることができると本当に思っていたのでしょうか?
首長のアリが読み書きができることを自慢しています。ベドウィンに、水道だの電気だの都市を治めることができると思っていたのでしょうか?


ロレンスの葬儀シーンは初公開時にはありません。
私には大事なシーンに思えるのですが・・・・ 


イギリスとアラブに利用され、夢破れ、帰国するロレンス。
この後の世界を思うと英雄とは呼べない気がします・・・



LAWRENCE OF ARABIA(1962)
監督:デヴィッド・リーン
初公開:1963 207min
完全版公開:1995 227min

今回のリバイバルのパンフは1963公開時の復刻版。
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by k-mia-f | 2009-02-03 22:19 | 映画