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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

カテゴリ:映画( 63 )

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公式HP】←これから映画をご覧になる方は見ないほうがいいかも。
【あらすじ】
大きな屋敷に暮らす少女インディア・ストーカー。誕生日には毎年、広大な庭のどこかに父からの靴のプレゼントが隠されていた。ところが18歳を迎えたこの日、彼女が見つけた箱の中には、謎めいた鍵が1つ入っているだけだった。時を同じくして贈り主であるはずの最愛の父が、不審な事故で突然の死を迎えた。こうして、決して心を通わせたことのない母エヴィと2人きりになってしまったインディア。ところが葬儀の日、長年行方不明だった叔父のチャーリーが姿を現わし、そのままインディアたちと一緒に暮らし始める。そしていつしか、知的でエレガントなチャーリーの魅力に心奪われてゆくインディアだったが…<allcinema>


幻想的で意味深なオープニングで一気に作品の世界に引き込まれ、
大きな音を出して扇ぐ黒い扇によって靄がかかった世界がバッサり切られます。
(場面転換の流れが綺麗だなと感じました。)

インディアの過敏なところが、大きな扇ぐ音やこの後の卵が割れる音とかで表現されていて、不気味というか不安を煽るというか、何か悪いことが起こる予感がします。梅雨明け前(だよね?)湿気でべたべたしたいやな感じというか、何かがまとわりついている気分。作品に登場する虫はそういう意味もあるのかな?
インディアの感覚、動揺が自分にも移ったようで、まるでボートの上で揺られているような気がしてきました。
残虐なシーンもありますが、切り取って飾りたい美しいシーンが多く、媚薬に酔ったみたいに始終うっとり。

母の髪をとかすシーンから草むら(狩場)のシーンへの転換は催眠術のよう。
広いお庭に吊るされた鳥篭のような物も素敵。

インディアが自分の本質に気付くシーンの表情、
なんといっても官能的なピアノの連弾、
チャーリーの手によって大人の靴へ履き替えるときの素足・・・

インディアの誕生日プレゼントは、毎年靴が贈られます。
連続して靴が映し出されますが、サイズが少しづつ大きくなっていくことで、説明が無くても毎年同じデザインの靴(サドルシューズ)が贈られていることがわかります。



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森の中の小鳥の巣から巣立ちとういう印象を受けましたが、邦題を意識すると屋敷と庭全体が外界から隔離された、卵の中のような気もします。インディアの服装や屋敷の概観や装飾がクラシックな雰囲気でこの空間だけ時間が止まっているようにも感じるし。庭の秘密の上の球体(石)もガチャガチャのようにも見えて秘密が二重覆われているようにもとれるかなと。
この邦題はネタバレなしで内容と雰囲気に合って良いです。

インディアガメトロノームのよに手足を大きく動かす奇妙な動きに、卵の殻を破ろうともがいてる雛をイメージしましたが、後でこの動きの意味にうなります。

インディアと母親は「母娘」というより一人の男を取り合うライバル同士。
父(夫)を取り合い、死後は叔父(義弟)を取り合う関係は、ストーカー家の悲劇の3兄弟の関係に似ていて、インディアとチャーリーの本質が同じであることが台詞無しで伝わります。
終盤、まるで「母親のような台詞」を言いますが、真意は女の意地をかけて体当たり勝負ということでしょう(きっぱり!)


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誕生日に贈られた鍵により、インディアは自分の中で封印されていたものを解き放ちます。

解き放つまでのインディアの服装は禁欲的で今時の高校生にしては幼く、立ち振る舞いや会話にも固いものがありました。解き放たれてからの服装や立ち振る舞いは艶っぽいというと大袈裟な気もしますが“女”になっていて、卵の殻を破ったというのがピッタリな気がします。


ラストはオープニングに戻ります。
謎が解けた後に同じ映像を観ると違った印象を受けます。
真夏の真昼のドライブでトンネルを抜けた時にちょっと似てる(伝わるが不安)



インディアの父がいつ頃娘の本質に気付いたのか?
隔離されていたチャーリーが何故てインディアの本質を見抜けたのか?
他にも幾つか分からない点がありますが、大した問題じゃなないです(きっぱり)

台詞よりも表情や行動で表現されていて私好みの作品でした。
場面転換の流れが綺麗なのも気に入ってます。
確かめたいところがあるのでリピートしたいけど観にいけるかなぁ・・・

(7/27追記)
この作品で使われた緑色が気になっていたんですが、HPを見ると黄色の方がに意味があるみたい。
インディアのワンピースの“淡い黄色”は純粋無垢を表す色なんですって(知らなかった)
プレゼントのリボン、黄色い傘、花瓶の内側、黄色い鉛筆・・・言われてみれば確かに印象に残る黄色が多いきがします。
インディアの“緑”の目が気になって、これって「嫉妬は緑色の目をした怪物」ということなのかと思ったのですが、私の考えすぎのようです。


原題:STOKER
監督:パク・チャヌク
製作年:2012年
製作国:アメリカ
配給:20世紀フォックス映画
上映時間 :99分
by k-mia-f | 2013-07-26 22:05 | 映画

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【あらすじ】
日清戦争の日本の勝利により、台湾は日本の統治下となる。山岳地帯で狩猟生活をしていたセデック族(先住民)にも日本の教育や文化を押しつけられ、低賃金で働かされる労働者となる。
セデック族の祝宴で日本人警察官が彼らを侮辱したことがきっかけとなり、日本の圧制に苦しめられてきた彼らは武装蜂起する(霧社事件)。
直ちに日本軍による鎮圧が開始され、当初は山岳地帯のゲリラ戦ではセデック族が有利だったか、次第に近代兵器を使用する日本軍に追い詰められていく。



【霧社事件】
1930年10月27日に台中州能高郡霧社(現在の南投県仁愛郷)で起こった台湾原住民による日本統治時代後期における最大規模の抗日暴動事件。霧社セデック族マヘボ社の頭目モーナ・ルダオを中心とした6つの社(集落)の男たち300人ほどが、まず霧社各地の駐在所を襲った後に霧社公学校で行われていた小学校・公学校・蕃童教育所の連合運動会を襲撃。日本人のみが狙われ、約140人が殺害された。現地の警察には霧社セデック族の警察官が2名おり、彼らは事件発生後にそれぞれ自殺。その後の日本軍の反攻により、蜂起した6社の約1000人が死亡し、生存者約550人は投降した。(公式HPより)
(台
湾原住民について
霧社事件について)


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恨まれても仕方ないような、セデック族を蔑視する日本人が登場しますが、日本とは異なる風習(文化)や信仰を理解し友好的な日本人も多く登場します。
花を愛で、無益な殺生をせず、文明的な生活の日本人に対し、対立する部族の人間を“首狩”した頭蓋骨がゴロゴロでてくるのがセデック族。冒頭から登場する対立部族の首狩(殺害)に、原住民の残虐な面にビビリます。
霧社事件の原因が日本の圧制にあったとはいえ、子供や女性も無差別に惨殺したセデック族に対し、日本側は非戦闘員(女性や投降者)は保護します(利用も含む)。

抗日映画ですが、決して反日映画ではありません。
しいていえば、親日的抗日映画といったところでしょうか?
かといって、自虐史観による作品とも思えません。

**********

無知の怖さ、本当の優しさや勇気、守るべきことの優先順位、次世代への継承、何をもって幸福・豊かさを量るのかとか考えさせられました。


セデック族の信仰では“真の男”のみが“虹の橋”を渡り、祖先の待つ世界へ行くことができます。
“真の男”になる為の条件は“首狩”の経験があることで“真の男”の証明に最初の“首狩”後に顔に刺青をいれます。
“虹の橋”を渡れば永遠に豊かな狩場がありますが、30年の日本統治で若者には刺青(渡る資格)がありません。
襲撃の本当の目的は信仰と誇り(受け継いだ土地)を守ることだったのでは?
この襲撃によって全員が橋を渡る資格を得たのですから。



セデック族の男達は勇猛に戦いますが、襲撃の場で泣き叫ぶセデック族の女達や、男達の足手まといにならないよう自害する女達の姿に複雑な思いを感じます。

「死んだら靖国(太陽旗)に入るのか、虹の橋を渡るのか?」
(注:台詞は不正確その②)
勉強して日本の警官となった集落の青年に対して頭目であるモーナの問いです。
警官になってもセデック族出身では昇格ないし、日本人の同僚からは蛮人と蔑まれた彼の選択は、セデック族として襲撃の手引きをし、日本人として自害でした。

**********

日本の統治前を知らないセデック族の子供がモーナに「昔の頭目は英雄だったって本当?」と訊ね、モーナは「今でも英雄だ」と答えます。
(注:台詞は不正確。大体こんな感じだったと思う。)

モーナの息子は日本の圧制・差別に我慢できず、戦うことを希望しますがモーナは許しません。
日本語を話し、日本人に頭を下げる頭目の姿は、祖先から受け継いできた土地に日本人が侵攻し、どのような戦いがあったのか知らない子供にしてみれば、臆病者に見えるのだと思います。

けれど、モーナは決して本心から日本人に従っているわけではなく、眼には静かな闘志があり密かに武器の準備をしています。
理不尽な事でも日本人に頭を下げ、仲裁に入り争いの芽を摘み取るのは、頭目として集落を守る為です。
先住民の頭目達は日本本土に招かれたことがあり、日本の軍事力を前にして自分達に勝ち目が無いことを知っています。日本人と戦うということは先住民の全滅を意味します。


**********

この作品が日本で受け入れられたのは、現在でもあるセコイ(?)嫌がらせや蔑視、それに我慢する人達の姿、祖先を祀るという信仰(キリスト教圏では敬う気持ちはあっても祀るというのは無い気がすします。)に共感する人が多かったからではないでしょうか?
先に書いたように女達の自害、敵を道連れにしての飛び降り、勝ち目がなく日本軍に殺されるより自害を選択するう男達、このあたりも日本人と似ている気がします。
理解し難い気がする“首狩”も、少し時代を遡れば日本でも欧米でも敵の首を刎ねていたし、主君の身代わりに刎ねられた人もいたし、子供の首を差し出した家来だっているし(文楽で観た)、セデック族が特別というわけでもないような。



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5月の鑑賞作品について、何で今頃こんなの書いているかというと(いつもの遅いけど)
蜂起を望む若者を制する「30年前に制圧された」昔の若者の姿に、昔の政治家を思い出したから。
なんだかんだとありましたが、戦争を知っている政治家が多かった頃は戦争だけは何としても避けたいという思いがあったような気がします。
誰と特定はできませんけど。
気のせいかもしれないけれど。

私には子供がいないけど、今朝の投票所でパパと一緒の子供を見ていると「誇りってなんだろう?」と考える。
子供は苦手ですが(正確には接し方がわからないので恐い)、
子供を産まなかったことに罪悪感や劣等感を感じてきました。
この罪悪感が「産まなくてよかった」と消えるのはもっと辛いこと。

泉田さんがいつまで頑張れるかわかんないし・・・
(「脅迫かい(怒)」という電力会社の発表があるし)
おいしいご飯がこれからも食べられるのか・・・
お芝居とか映画とか楽しむことができるのかとか・・・
今はこれ以上刺激してほしくないというか・・・
ねじれがあって丁度いいと思う。

私は上手寄りの中央席を選ぶ性質ですが、今回は席を変えてみました。
覚悟していた結果より、投票率の低さがショック・・・


製作年 :2011年
監督:ウェイ・ダーション
製作国: 台湾
配給: 太秦
上映時間 :第1部『太陽旗』143分、第2部『虹の橋』131分
by k-mia-f | 2013-07-21 22:02 | 映画

多重人格

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4月に観た映画『ヒッチコック
大雑把に説明すると『サイコ』の撮影秘話物語です。
因みに私、ヒッチコック監督作品は何本か観てはいますが詳しくなくて(実は『裏窓』も“赤の朝10”が初観だったんです^^;)

夫人のアルマのこと、『サイコ』の原作が実際に起きた事件に基づいていること等は知らず、
知っていたことといえば、監督の金髪好きとカメオ出演くらいです。
『ヒッチコック劇場』も番組を観た記憶はありません。
それでも、多少は「こーゆーのがあった」という“知識”としてはありましたので、映画『ヒッチコック』で「これってこーゆーことだな」と思うところがあって面白かったです。

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有名なシャワーシーンは大抵の方は一度は観ていると思うので、わざわざ『サイコ』を予習はしなくても大丈夫だと思いますが、、『サイコ』既観者も未観者も『サイコ』が観たくなるなる作品だと思います。

それで、
ちょうど今年の朝10上映作品に『サイコ』予定されていて、かな~り昔にDVD(ビデオかも^^;)で観たきりの私は、新潟上映を楽しみにしていて本日観にいってきました。

それで、
映画『ヒッチコック』での映像がアチコチ頭に残っているので、モノクロ映像にカラー映像が重なってくるといいますが、マリオンがジャネット・リーでなくスカーレット・ヨハンソンが演じてるように感じたことが何度かありました。

私はビビリな性格なので、かな~り昔に観た時はシャワーシーンや地下室のシーンが怖かったと思うのですが(多分)、現在はもっと残酷なシーンも見慣れたおかけで今日は大して怖いとは感じず、れより「サングラスで目が見えない警官」で、次はラストシーンのノーマンの表情かなぁ・・・
警官とマリオンの交互の圧迫感のあるアップは冷汗ものです(駐車場で仮眠していてお巡りさんに起こされて経験あり)
圧迫感アップより、中古車店で道路の反対側で見張られてる方が怖いかな・・・
次はラストシーンのノーマンの表情。
背筋が寒くなる感じで、私にも毛布くれ~~

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映画『ヒッチコック』は妻のアルマとは一心同体の夫婦という感じ作品なのかなと思っていたのですが、エド・ゲインがヒッチコックの半身という感じでした。

『サイコ』のノーマンの半分を彼の母親が占めていたように、
監督の半分をエドが占めていたんですね・・・
今度はもう一度『ヒッチコック』が観たくなってきました。

ところで、
どこかでスカーレット・ヨハンソンは現代的で雰囲気が合ってないとうのを読んだ覚えがあるのですが、私は全員いい感じだと思います。(血縁じゃないんから、これで十分じゃないかと思うんですが甘いですか^^?)



『ヒッチコック』
原題:HITCHCOCK
監督:サーシャ・ガヴァシ
製作年:2012年
製作国:アメリカ
配給:20世紀フォックス映画
上映時間 99分

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『サイコ』
原題:Psycho
監督:A・ヒッチコック
製作年:1960年
製作国:アメリカ
配給:パラマウント
上映時間 109 分
by k-mia-f | 2013-07-15 22:05 | 映画

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公式HP
【あらすじ】
太平洋戦争下の日本。血気盛んな青年監督木下惠介が身を置く映画界では、政府から戦意高揚の国策映画の製作が求められていた。そんな中、彼が1944年に監督した「陸軍」は、内容が女々しいと当局の不興を買い、以後の映画製作が出来なくなってしまう。夢破れた惠介は松竹に辞表を提出し、失意のうちに郷里の浜松へと戻る。最愛の母は病気で倒れ、療養を続けていた。しかし戦局が悪化する中、惠介は母をより安全な山間の村へと疎開させることを決意する。彼は病身の母と身の回りの品を2台のリヤカーに乗せると、兄と雇った“便利屋さん”と3人で力を合わせ、過酷な山越えに向かって歩みを進めるのだったが…。<allcinemaより>


「木下恵介監督生誕100年プロジェクト」の一環で製作された作品。
“木下映画祭”とか、もうちょっと盛り上がってもいい気がしますが、TVでは特集とか組まれているのでしょうか(TVが無い生活なのでわからないのです)。

上映時間が短い割りに木下監督作品の引用が多くて、木下監督の“伝記映画”というより木下作品の“紹介映画”です。
冒頭で浜松(米津)の砂浜に立てられたスクリーン(白布)にデビュー作『花咲く港』の1シーンが映し出されて「木下監督はこういう人です」的な説明(ボキャ貧でゴメン)。その後『陸軍』での表現を巡って当局と対立・松竹辞表の経緯の説明。“伝記”というとこれぐらいだと思います(『陸軍』の映像も少し登場。後半にもたっぷり)。
松竹での1シーンのみ大杉漣さん(城戸四郎)、大石先生風の宮崎あおいさんも1シーンのみで(ナレーション以外では)低予算っぽい割には贅沢な配役。実は”監督兄”のユースケ・サンタマリアさんはTVの『踊る・・』以外では『キサラギ』しか知らなくて、作品の雰囲気壊さないかとちょっと心配でしたが杞憂でした(ユースケさんとファンの皆さんごめんなさい)。
でも、一番の良かったと思うのは“便利屋さん”の濱田岳さんです。


正直、物語というほどの物語はないのですが(作品紹介映画なので)
印象に残るシーンは多くありました。

深夜に出発し、道中で夜明け、日の出に全員が手を合わせるシーン。
質素なおにぎりを頬張りながら、皆で何を食べたいか話すシーンでの“便利屋さん”の一人芝居。
生唾ゴクリとなります。
食事前だったら絶対カレーライスが食べたくなります(きっぱり)
ビール好きだったら絶対呑んでから帰る(運転するから呑めなかった)
監督母のおにぎりは可笑しかったな。
自分の分のおにぎりを皆で分けるよう渡すのですが“監督”は要らないと言ったのに(兄弟で譲り合い)、要らないなら代わりにと“便利屋さん”が手をだそうとするとサッよけてのが可愛かったです。
一番強く印象に残っているのは、宿屋に上がる前に"木下監督”が母の顔と腕にについた泥を拭った後に髪を整えてあげるシーンかなぁ・・・
最後に現在のリヤカーで通った山道が映し出されましたが、よくまぁこんな道を歩けたものです。
現在は舗装されていますが当時は砂利道の上り、ただ歩くだけでも辛いのにリヤカーで人を運ぶなんて呆れてしまう。 

“便利屋さん”は女好きで(独身女性限定)チャラチャラした感じで木下監督は正反対のキャラクター。かっこつけるのにコロッと態度が変わるのが可愛いです。
その二人が川原で語るシーンがいい。
隣の青年がが『陸軍』の監督は知らずに、あらすじや当局が問題にしたシーンについて話します。このシーンの“便利屋”さんはそれまでの雰囲気とはガラリと変わります。
「帰ったら赤紙がきてるかも・・・」
これからどうなるんだろうという不安な気持ちを感じて
こういう普通の人達が大勢戦死したんだなぁ・・・とちょっと哀しい気持ちになりました。
(注:実在の“便利屋さん”は戦死していないし、この作品は反戦映画でもありません。)

**********

先に“引用が多い”と書きましたが、この作品の軸でもある『陸軍』が長い!
川原で“便利屋”さんが話したシーンを全部です。母親が家を飛び出して、隊列の息子をみつけて、手を合わせて見送るまで。音楽もナレーションもないので、たまたまTVをつけてこのシーンだったら「今日は古い映画をやってるなぁ・・」と思う人多いかも。
その後、疎開先から再び映画の世界へ戻るためトンネルを歩く“監督”の後姿の後(立ったと思う)
「木下監督作品名場面集」がたっぷり!
(追記7/14)
この「名場面集」は映像だけで台詞が消してあります。でも、最後に登場した『

書いていて思い出しのですが、戦時中の国策映画について本の紹介で、実際にはバリバリに(?)煽るような映画は評判がよくなかったらしいです。
『陸軍』も問題になったシーンについて擁護する人も多かったらしい。だから上映禁止にはらならかったんでしょうね。
映画以外でも警報で中断しなかがらの演奏会や公演とか、お洒落したいし美味しいのも食べたいよね・・・
“便利屋さん”の「ああいう映画をまた観たいなぁ」で思い出しました。
(「もっと観たいなぁ」だっだかな?)


あらすじをを写すのにallcinema ONLINEのを調べたらコメント欄に“カレーライス”や“日の出”のシーンについても詳しく書いてあって へぇ~~
私が気付いたのは『二十四の瞳』だけ^^;
でも、そんな木下監督作品に詳しくない人でも大丈夫です。
もう一度観たくなってきたけど、朝早いんだよなぁ・・・
(早起きして2回目観にいきました)

(追記7/14)
「木下作品名場面集」は映像だけすが、1作品だけ台詞を消してません。
最後の『新喜びも悲しみも幾年月』で海上安庁の船に乗る息子を見送る母親が“戦争に行く船じゃなくて良かった”という台詞だけが残ってます。
川原で当局への不満をぶちまける“監督”に“便利屋さん”が「誰かに聞かれたらどうするんだ」と周囲を見回すシーンがあります。こういう台詞を周囲を気にせず言えること(上映されること)に自分は平和な時代に生きてきたんだなと感じました・・・。


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監督:原恵一
製作年 :2013年
製作国: 日本
配給: 松竹
上映時間 :96分
by k-mia-f | 2013-06-29 21:45 | 映画

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公式HP】←これからご覧になる方は予告を見ないほうがいいと思います。
【あらすじ】
男女5人の大学生がバカンスにやって来たのは山奥に建つ古ぼけた小さな別荘。その夜、5人は地下室の入り口を見つけると、さっそく中へと入り古いノートを発見する。それは身の毛もよだつ殺人鬼が綴った日記だった。いい感じに盛り上がった5人は、調子に乗ってそこに書かれていた復活の呪文とやらを読み上げてしまうのだったが…。<allcinema>


グロなのかなと思って避けていたんですが、グロくないときいたので観てきました。
何も調べずに観たほうがいいとも言われたので、あらすじをチラッと読んだぐらい。
(鑑賞後に予告編を見て、見ないでおいてよかったと思いました)

オープニングでかなりヒントがあって「カルト集団物かなぁ」なんて思って観ていて、途中から「ゴシックホラー風にしたいのか?」とか「キューブみたいな感じかな」とか考えながらぼ~っと観ていて、後半が滅茶苦茶で(笑)、壮大なテーマとか(笑)、どうケリをつけるんだと心配になってきました。最後は力技というかちゃぶ台ひっくり返した感じ。
(ネタバレせずに観想を書くのが難しい・・・)

『宇宙人ポール』と同じ匂いを感じたので、有名ホラー映画のパロディなのかと検索してみたら、簡単に元ネタがでました。私は元ネタを1作も観ていないので何がどうなのかわかりませんが、ホラー映画ファンには楽しいんじゃないでしょうか?
(元ネタについての“Yahoo記事”)


血はかなり出ますが内臓はでません(でてないと思う)
目を背けることなく鑑賞できましたが、これはホラー映画の分類に入るのか?
allcinemaのジャンルでは「ホラー/SF」とありますが、私的には「コメディホラー/SF」って感じ。ホラー映画ファンがポップコーンとコーラをお供に笑いながら観る作品という気がします。



原題:THE CABIN IN THE WOODS
監督:ドリュー・ゴッダード
製作年:2011年
製作国 :アメリカ
配給:クロックワークス
上映時間 :95分
by k-mia-f | 2013-04-18 22:45 | 映画

先月の遠征時と重なった大島渚監督追悼上映にて鑑賞(のろのろ^^;)
シネウインドの「午前10時のアンゲロプロス」が終わりなので、大島渚特集やってくれないか聞いてみようかな。
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公開時は衆道作品と勘違いしていました^^;

国とか、宗教とか、思想とか、みんな取っ払って“人”だけを見ると、ハラ軍曹は人間味のあるいい人だと思う。
本来なら恩給がでない”死に方”をした“この頃は差別されて当然の人”の家族への配慮とか。
粗暴だけど、根は真面目でシャイな日本人で、日本刀よりクワが似合う人な気がします。
(そういう人だから“ふぁーざーくりすます”があると思う)


戦後、ハラが戦犯として処刑される前日に語った「自分のしたことは特別でない」というのが辛いなぁ。
同じことを思って処刑された、戦争がなければ普通の人がどのくらいいたんだだろう?
集団って怖い。
1日で黒が白へ、正が悪に変わってしまう。
こういうの、現代社会でも結構あると思う(だから企業戦士なのか?)
“戦勝国”のあの国とか、この国とか、ロープを持つ側にふさわしくない行為なんて当時も現代でもいろいろと・・・
ロレンスの「あなた(ハラ)も被害者」というのが哀しいな。
戦争は・・・やるなら勝たなきゃだめ(勿論、やらないのが一番だ。“戦時下“を経験せずに一生を終えたい。)

     ↑
(4/21追記:優れていたものや残すべきなことまで全否定されてしまうということが言いたかったわけで、ハラの行いを庇っているわけでないのですが、いい言葉がみつからなくて・・・


“東洋”を一方的に悪者にしている、欧米は全て正しいと表現している・・とかいう、批判的な感想を読みましたが、そうだとは思いません。
他人の感想にケチつける気はないのですが、この種の作品ではタマにみかける、このテの解釈に、ちょっとうんざり(奥歯に物が挟まったような書き方なのは、訪問が嬉しくない方の検索を避けてるから)。

“東洋”と欧米の価値観の違いを表現しているだけだと思います。
ロレンスとヨノイ、ロレンスとハラの会話の中で、ロレンスは“東洋”の価値観を認めていないけど理解しているように感じます。
ヨノイは“東洋”の価値観を「欧米人が理解できない」ことが理解できないように感じます。

ロレンスとハラが病床のセリアズを覗き込むところなんて、ハラは好奇心旺盛な悪ガキ。
ロレンスとハラは、 特殊な状況の中で、人種とか階級とか責務とか、そんなの関係なく腹を割って話しているように感じました。

セリアズの最期のシーン、白い蝶がセリアズの髪に止まった場所は、ヨノイが髪を切った場所でしょうか(深読みしすぎな気もしますが)?
いつも(というほどの鑑賞回数はないが)観てしばらくしたから「そーいえば・・」と思います。
セリアズにヨノイの思いは通じたのだろうか(衆道的なものではなく)?
セリアズとヨノイは死に場所を探してる点が似たもの同士という気がします。

**********

久々に観ると、当たり前だけど皆さん若いですね~~

ヨノイの演技はともかく、陸軍大尉であのアイメイクは無理があるだろ~~
シリアスなシーンでも、アップになると某化粧品会社のCM曲が頭の中で流れるから困る。

原題:Merry Christmas Mr.Lawrence
監督:大島渚
製作年:1983年
製作国 イギリス 日本
配給:松竹富士
上映時間:125分
by k-mia-f | 2013-04-18 21:36 | 映画

今頃先月の鑑賞作品(のろのろ^^;)
お花見写真ばかり続いたので、ちょっと軌道修正。
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公式HP
【あらすじ】
スコットランドの野外ロック・フェス“T・イン・ザ・パーク”の会場へとやって来たアメリカの人気デュオ“ザ・メイク”のヴォーカル、アダムは、売り出し中のガールズ・パンク・バンド“ダーティー・ピンクス”のモレロと口論になり、一触即発。すると、見かねた警備員が冗談半分に2人を手錠で繋ぎ、そのままどこかへと去ってしまう。鍵もなく、鎖を切ることもできず途方に暮れるアダムとモレロ。互いの恋人が機嫌を損ねる中、どうすることもできずに一緒に行動するハメに。そうこうする内、モレロにとっては大事な晴れ舞台となるダーティー・ピンクスの出番が来てしまうのだが…。<allcinema>


ラブストーリーとうのは知っていたけど、〇年振りに昔好きだった少女マンガを読み直してるみたいで、何か恥ずかしいような気持になりました。学校帰りに映画館に入って、終映後にお手洗いの鏡を見て(お手洗いじゃないくてもいいんだけどね)自分おの顔が“おばさん”になっていてびっくりみたいな感じ(伝わるだろうか^^;)

手錠が外せなくて二人は仕方なく共演することになりますが、これがきっかけでちょっといい感じ。
手錠の鍵が見つかったのに外さないアダムに「ふ~ん、なるほどねぇ」とおばさんニヤニヤ。
お互いにパートナーがいるので、手錠が外せないので4人で行動することになるんですが、途中からどう見ても“パートナー”がお邪魔虫。
ザ・メイクのライブでのアダムのラブコールに胸キュンです(死語?)

実際のロックフェス会場での撮影ということで、ドキュメンタリーっぽいところが、フィクションなのにその場にいるような臨場感があります。ロックフェスの会場に宿泊施設が用意されていることにビックリ
ずら~っと並ぶテントはまぁいいとして、ベッド尽きのパオに驚きました!
シャワールームもあるし。遊園地もあるし。パブもあるし(屋台という雰囲気ではなかった)。
この作品を観るまで“T in the Park”を知らなかったので検索してみたら、3日間(前夜祭を入れたら4日間)も続くイベントなんですね。
あ、フジロックも3日だ。夏の野外フェスって3日開催が普通なの??
今頃フジロックが大きなイベントだということを知りました^^;
こんな、ロックフェスに無縁な私でも面白い作品でした。
5月にDVD発売。
買う気はないけどもう1回観たいから久々にレンタル屋さん利用しようかなと思う。


原題:YOU INSTEAD
監督:デイヴィッド・マッケンジー
製作年:2011年
製作国 :イギリス
配給:グラッシィ
上映時間:80分
by k-mia-f | 2013-04-18 20:14 | 映画

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公式HP
【あらすじ】
1941年、春。ソ連支配下のウクライナ、ポルタヴァ。神童と謳われ、人々を魅了する2人のユダヤ人演奏家がいた。少年のアブラーシャはバイオリンの、一方ラリッサという少女はピアノの天才だった。共産党幹部は彼らを宣伝に利用し、アメリカのカーネギー・ホールへのツアーも予定されていた。バイオリンを弾くポルタヴァ在住のドイツ人少女ハンナは、そんな2人に憧れ一緒にレッスンを受けたいと願う。やがて3人は音楽を通して強い絆で結ばれていく。そんな時、ドイツ軍がソ連への侵攻を開始し、3人を取り巻く状況は一夜にして激変してしまう。<allcinema>



この邦題と子供が主役のホロコースト物では最初から先が見えているので、「映画はスクリーンで観る」という義務感で期待せずに観にいったのですが、意外に良作でした。

二人の演奏に感激したハンナは二人と音楽を通じて親しくないたいと思いますが、ハンナの母はユダヤ人と親しくすることを良く思っていません。それでも一人娘の願いですから3人でレッスンを受けれるように手配します。音楽を通じて三人は友情を育み、子供達の友情は大人(自分の家族)たちの頭の中の“余計なもの”を取り払います。

三人でレッスンを受けてる頃はドイツ・ソ連両国の関係は一見良好で、不自由な生活ではないし(家庭内経済格差はあるけれど)、戦時下でも穏やかな日常のように感じました。
穏やかな日常はドイツのソ連侵攻で終わりを告げます。

ドイツの不可侵条約の破棄により、ハンナの家族は昨日まで親しくしていたソ連軍(秘密警察)から追われる立場になり、隠れ家や食料の提供をしたのがアブラーシャとラリッサの家族です。

その後、街はナチスの支配下となり、ドイツ人を追っていたソ連軍は街を逃げ出し、ドイツ人家族をい助けたユダヤ人家族に”黄色い星”が渡されます。
今度はアブラーシャとラリッサの家族が隠れ家生活を送ることになり、ハンナの家族が手助けをします。

この「ドイツ人迫害」と「ユダヤ人迫害」の配分が良いと感じました


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最初の隠れ家は、ハンナの父が経営する(多分)醸造所の一室、次は森の中の猟師小屋。
1回目はソ連から逃げるドイツ人。
2回目はナチスから逃げるユダヤ人。

ラリサとアブラーシャの会話
「なぜハンナが敵に?」
「大人がバカだから」
(そーです。その通りです。)

ユダヤ人を助けるウクライナ人。
「ボリシェヴィキもファシストも同じ。体制に振り回されるのは真っ平。」

ソ連支配下では赤地に星の前で演奏するユダヤ人の2人
ナチス支配下では逆鉤十字のの前で演奏するユダヤ人の2人。
旗の“模様”は替わっても、音楽と子供を利用することを考える大人。

まるで鬼ごっこの“鬼”交代。
バカバカしくて滑稽で、哀しくなる。

3人の友情と、才能と、美しい音楽と、芸術を愛する気持ちは変わらないのに。

邦題の“命をつなぐ”の意味がわかった時の気持ちをどう表現したらいいいのか・・・
人の命がこんなに軽く扱われるなんて・・・
子供の命で弄ぶ大人に林檎ぼぶつけたくなります。
(しばらく林檎は食べたいと思わなくなります)
だけど、このシーンの見せ方が面白い。
結果を知らずに見ていたので、どっちに転ぶか緊張して観ていました。
 
バカな大人たちが作った“体制”に翻弄され、才能を潰された芸術家がどれだけいたのか・・・
国とか、民族とか、思想とか、そんなのどっかに置いといて、心に感じるまま正直に生きていけたらいいのに。

原題 :WUNDERKINDER
監督 :マルクス・O・ローゼンミュラー
製作年: 2011年
製作国 ドイツ
配給: オフィスウォーカー
上映時間 :100分
by k-mia-f | 2013-03-31 22:33 | 映画

若松祭

若松孝二監督の安吾賞受賞を記念して、シネウインドで若松孝二映画祭開催中。

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(サイン色紙はシネウインドさんが頂いたものを撮影しました。)

24日(日)は出演者の舞台挨拶付で、吹雪に負けず私も良席確保に参戦。
既に各地で『千年の愉楽』先行イベントが開催されていて、ほとんどの会場で(全部かも)撮影OKの情報を入手したので期待してデジカメと“待ち供”の『古典落語100席(PHP文庫)』(これ時間潰しの読み流しにいいんです)をバッグにいれて8:40(開場&チケ発売1時間前)にシネウインド着。

1本目は『11.25自決の日』
並んでる人数から割と前の方に座れるのは確実だと思うけど、最前列は難しいかなあぁ・・・と思っていたのですが、ぽつんと1席空いてて最前列を確保^^
2本目は『千年の愉楽』
こちらは整理券1桁だったので余裕で最前列を確保^^
補助席も出る大盛況♪
3本目は『キャタピラー』
こちらも整理券1桁だったので余裕で最前列を確保^^
“芸能人舞台挨拶目当組”がいなかったので観客が減ったのが少し寂しいけど、寒波で市外組は帰りの心配もあって諦めた方もいたかもしれない。


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『11.25・・』後の舞台挨拶は井浦新さん、篠原勝之さん、カメラマンの辻智彦さん。
『11.25・・』世界から抜け出せない内に井浦新さんの登場。
割腹シーンは観ているほうもはを食いしばってしまうし、楯の会のビシッとした制服姿の後なので「・・・誰?」と固まってしまいまいた^^;


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三島の自衛隊体験後の宴席でクマさん演じる教官(のような役)が乾杯前に飲んじゃったシーン、イメージする自衛官っぽくないけど演出だと思っていたんですが、演出ではなくクマさんが本気で飲んじゃったのをそのまま使用したとのこと。クマさんらしいエピソードだなと思いました。クマさんといったら『キャタピラー』での名演技ですけど、これも演技でなく素っぽい気がします。


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『千年の愉楽』後の舞台挨拶は井浦新さんと高岡蒼佑さん(目をつぶってる時に写しちゃってゴメン)
質問に答えてる途中で高岡さんが若松監督を思い出し、涙ぐんで言葉が詰まるハプニングがありましたが、若松組の先輩・井浦さんが上手くフォロー。
井浦さんのお話によると、高岡さんもキャンペーンの最初の頃より大分お話できるようになったとのこと。井浦さんも最初は話下手だったけど、若松監督と日本各地のミニシアターをまわって舞台挨拶を続けるうちに鍛えられ、現在では販促担当です^^ 支配人さまより詳しくパンフ(公式ガイドブック)の宣伝をなさってました。


『キャタピラー』後は県内ロケ関係者のみなさま。
年間120~130本のロケ地問い合わせがあり、その問い合わせに対して手を挙げる率が高いのは長岡市とのこと。どーりで中越地域のロケが多いわけだ。

全ての舞台挨拶の司会はFMポートの遠藤真里さん。
私はポート派なので、凄い豪華な1日でした♪
外に出るとき私の前の方が「いつもラジオきいてます」とご挨拶されたので私も便乗して「私も~私も聞いてます」とアピール(?)

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井浦さんが販促担当となると買わずにいられないので『11.25・・』と『千年の愉楽』を購入(千年・・は元々購入予定でしたが)。若松監督作品のパンフは一般的なものより高いけど読み応えはあります(それでも今まで買ったことなかったのですが^^;)
『11.25・・』を買うなら『連赤』も買ったほうがよかったかなぁ・・・改名前の作品だし、一対の作品だし。
高岡さんサインわかるかな?『千年の愉楽』の上の“ちょろっ”としたのがそうです。
(もともとこういうサインなのか、サインしすぎで疲れたのかどっちだろう?)
『千年の愉楽』はまだ読んでないけど、写真付の撮影日誌と台本がうれしいです^^




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「今日撮影した方はブログやツイッターで宣伝してくださいね」と井浦さんが仰ったので『千年の愉楽』を宣伝しなくていけません(ツイッターは写真の載せ方がわからない)

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(オリュウノオバの家 若松監督の後姿)
公式HP)


原作未読での鑑賞です。
他の若松作品と比べると一般受けするかなぁと、お勧めしやすい作品かなと思いました。
老いたオリュウノオバ(お産婆さん)が過去を回想する形で三人の男について順番に語るので、オムニバス作品みたいだなと思いました。派手な展開はないけど区切りがあるので、地味な作品を観慣れない方でも飽きずに観られるかなって(うまく説明できなくてすみません)

『海燕・・』と違って説明しやすい物語だし、他にも高良さんとか染谷さんとか旬の若手が出演すしてますし、エロとかグロはについては、思っていたほど過激なシーンはないし、ニュース映像とかテロップもないし。

ちょっと時代設定がわかりにく気がしますが(服装から想像する時代にしては時々家が新しいような気がしました)、この点以外は気になることなく楽しめました。
高岡さんの“三好”はハマリ役います。


「生まれてきて、生きているだけでありがたい」
「オバはいつでもここにいるから、いつでも戻っておいで」

オリュウノオバに強い母性を感じました。
高台のオバの家から見える景色を見ていると、オバが“路地”全体を、生活している人々だけでなく家々や石段も包み込んでるように感じました。
by k-mia-f | 2013-02-26 19:56 | 映画

『東京家族』~昭和~

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公式HP
【あらすじ】
2012年5月、瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉と妻のとみこは、子どもたちに会うために東京へやって来る。郊外で開業医を営む長男・幸一の家では、長女の滋子、次男の昌次も集まり、家族全員が久々に揃って和やかなひとときが流れる。しかし内心では、子どもたちは日々の生活に追われ、長居する両親を厄介者と感じてしまう。そんな中、とみこは将来を心配していた昌次から恋人の紀子を紹介され、上機嫌になるのだが…。<allcinema>


モチーフ・・・
要は『東京物語』のリメイクってことでいいんですよね?
後半はず~っと涙が止まらなかったんですが、あれだけ泣いていうのもなんですが、泣きながら「これは失敗作」と思ってました。

設定は現代ですが『東京物語』製作当時に時々タイムスリップしたように感じるのです。
『東京物語』のリメイクと知って観るのなら、元はアレで今回コレでという楽しみ方がありますが、元を知らずに観ると「古臭い」と感じるのでは?若い人は特に(現代風に設定を変更したところも「昭和」の雰囲気を感じました)。

生意気ですが、元の作品を知らなくても楽しめて、元作品を知っていると元ネタ探しで更に楽しめるのがリメイクの成功だと思うので、はっきり言って今作品はリメイク失敗作品です。


以前書いた気もしますが、
好きな作品の感想もまともに書けない遅筆なので、嫌いな作品にかまっている余裕はありません。
文句いいつつ書いているのは、この作品を観てて前記事の『みんなで・・・』について書きたくなったから。


新幹線で東京と地方の距離は短くなったとはいえ、旅慣れない高齢者は多いだろうし、街の高齢者と田舎の高齢者は違うと思う。
それでも、いくらなんでも、長女宅に泊まれなかったらビジネスホテル行くんじゃないの?
「宿無し」ってちょっとねぇ・・・と感じる(タイムスリップの一つ)。
大体ね、盆暮でもないのに自営業の長女宅にずっと居るのも変だと思うんですよ。昼間は夫婦で観光して夜は泊まるってならわかるけど。


写真は初対面の息子の恋人に困ったときに役立ててほしいと現金を渡す母親。
いくら「感じの良い人」でも初対面でそこまで信用するかと思うのは心が汚れているんでしょうか?
この感覚もタイムスリップの一つ。
(元だと戦死した次男の嫁の役ですが、今作品では3.11東北ボランティアで知り合ったという設定です。)



生涯現役の“後期高齢者”のフランス映画と、
子供が全ての“前期高齢者”の日本映画かぁ・・・となんか寂しい気持ち担ったんです。
書きたかったのはこれだけ。



吉行和子さん演じる「とみ子」の68歳という年齢につっこみ入れてる感想をいくつか読みましたが、これって元の東山千栄子さん演じる「とみ」が68歳だったから(の筈)。
年齢は無理に出さないほうが良かった思います。
2/22追記:68歳にこだわるなら年齢は出さないか、現代でなくて昭和で製作した方が良かったと思います。持病があったならまだしも、ぼっくり亡くなるのも無理があるような・・・

亡くなって直ぐに葬儀の話をする子供達を不快に感じた感想をいくつか読みましたが、昔は私もそう思ったかもしれないけど、今は実際こうなんじゃないかと。
未経験で想像ですが、いろんな手続きが済んで、ぽっかり時間が空いたときが辛いんじゃないかなって気がします。
『父の初七日』で主人公が空港のタバコを見て亡父を思い出して泣き崩れるシーンに、昔から父親とは会話がないれど、そんな私でもこういう風になるような気がしました。
by k-mia-f | 2013-02-21 22:29 | 映画