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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

カテゴリ:映画( 63 )

デロリアン

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車のラジオで今日が『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』で登場した“未来”ということを知りました。
はぁ・・・
ついこの間「モノリスを過ぎてしまった・・・」と思ったのに(ちと盛りすぎか?)


( ↑ flatout.comより)


なんか海外では現実がどこまで追いついているかの検証しているとのことで、検索してみたら代替品(?)を含めれば“かなりいい線”まで近づいていて、ちょっとびっくり。
(サンスポ:2015.10.21 バック・トゥ・ザ・フューチャーの未来「検証」・・・という記事


 ↑ ニュース記事では「空飛ぶ車の普及は難しい」とのことですが、ラジオで“スロバキアで発売予定あり”と聞き検索してみたら2017年に発売予定といニュースがあり、かなりびっくり。
発売未定でも、他社で開発中の画像やニュースもあり、ついていけない^^;

どんな方が購入するんだろう・・・走れる「私道」がある方ですよね。

(CNN:2015.03.20 エアロモービル社は、空飛ぶ自動車「エアロモービル3.0」を2017年に売り出す計画を明らかにした・・・とうい記事

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そんなSF世界が現実になりつつあるのに、

『猿の惑星』新作撮影開始とか(1作目の頃に近づいてきて楽しみ)

『スターウォーズ』が4DX上映とか(ユナイテッド新潟で観れるんですがデッキーの空テナント増で先が心配)

人とお金がたっぷりな大作のニュースが入ってくるなか

思いっきり逆行しているアナログ世界『さよなら、人類』を観る。
(フイルムにこだわるのかと思ったら逆だった、ちょっと意外・・・公式HPインタビュー

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ロイ・アンダーソン監督作品は初めてです。

正直、内容を理解出来ずに終わってしまったのですが^^;
映画館というより美術館にいる気分で面白かったです。
あと、北欧の作品臭ぷんぷん(当たり前だ^^;)

面白いと感じるエピソードはいくつかありましたが、どう反応していいわからなかったです。

“飛び出す絵本”でなく“動く絵本”という感じでしょうか。
ページをめくるように進んでいきます。
読めなくても絵を見て物語を想像するのが楽しい・・・みたいな。

これイオンじゃなくてシネウインドで観たかったな

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by k-mia-f | 2015-10-21 20:24 | 映画

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小さなパン屋を営む冴えない中年男(マルタン)が、まるで小説の『ボヴァリー夫人』から飛び出してきたようなヒロイン(ジェマ)と出会い、彼女の情事を覗き見るうちに、彼女が小説と同じ悲劇の運命を辿らないかと心配して右往左往するさまをユーモラスかつ官能的に描いたコメディ・ドラマ。<allcinemaより>



今頃なんですが(のろのろ^^;)面白かったです!
マルタンの表情が、目の演技が好き!
物語のほとんどはマルタン目線で映し出されます。
思わず“ぷっ”とか“ニヤリ”となるシーンがいっぱい。
最後は声をだして笑ってしましました^^

時間をかけてたっぷり見せるシーンがあるのに、100分という短い尺で物足りないということがありません。
余計な物がなくて、おいしいとこだけギュッと上手くまとめてあると感じました(何か偉そう^^;)
主人公が“パン屋”さんというのが良いです。
冒頭、黙々と“柔肌のようなパン生地”をこねる手元のアップが長くて、艶事を連想させられます。
本題に入るまでが上手くまとめられているように感じました。


マルタンの人柄・・・ストレスの多い出版社勤務のパリの生活から、自然豊かな村でパンを焼く充実した生活に変わり、現在は刺激が恋しくなってきた頃。
マルタンの気がそぞろな理由は?
傷心の男性が庭で何かを焼却処分している(ジェマの夫ですが状況がまだ分からない)
二人の会話から男性の妻が何らかの理由でいなくなったことが分かり、妻の日記が残されいたこと、その日記(ジェマの日記)をマルタンが持ち去ります。
ジェマが登場するまでの流れが割と長く謎めいて、じらしじらしで気になる気になる。
そして、本題は日記を読むマルタンの回想で進みます。


**********

ジェマが店頭のカンパーニュ(だったと思う)を両手で持ち、匂いを嗅ぎ、ちぎって口に運ぶ、一連の流れが艶かしく感じます。
このシーンだけでなく、普通の仕草が・・・お茶を入れるだけでも艶かしい。ジュマは無意識なのでその様に見られていると感じていないのですが、マルタンの“妄想フィルター”越の映像だとその様になるのです。
特にジェマがパンをこねるシーンは、スクリーンから“むっ”とした色香が漏れてくるよで“くらくら”します(もうちょっといい表現は出来ないのかと自分でも思う)
パン生地をこねる、髪を上げる、上着を脱ぐ・・・暑いから動きやすいスタイルに変えただけなんですけどね。

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墓地で明かされて真実の馬鹿馬鹿しさと、
“秘密を共有する3人”が並んで歩く姿が可笑しくて。

ここで、冒頭のマルタンが浮かんできます。
マルタン妻との温度差は、単に性別・立場の違いだけではなかったことが分かります。
マルタンが気にするのは当然だし、打ち明ける訳にもいかないね。

男って馬鹿だなぁ 
思い込みって怖いなぁ・・・・

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ラストは秀逸だと思います^^
墓地で真実が明かされたことで終わると思ったらもう1段あり、
「やり過ぎると“だらだら”しつこい感じになるんだよ」と思ったら、いい塩梅でした^^♪

「こんな出来すぎの偶然で終わるのか」と声に出して笑ったところで、
それが観客には嘘とばらされ、
嘘と知らないマルタンで、どうまとめるんだと思ったら、
誤解したままでも上手く会話がかみ合ってしまい(笑)
ロシア音楽を流しながらカメラが離れていく様子が、美しい田園風景から一気に雪原に切り替わりました。
マルタンの妄想物語は、第二章に入るのです。
現実的に考えれば、第二章は1ページで終わりますが、うまく偶然がかさなって誤解したまま物語が進むと考えたい。


こういう大人コメディ大好きです♪
何で上映館少ないの?
やっぱ、私の感覚が世間ズレしてるのかな?
遅れて十日町で上映してくれないかな。
最近、作品の傾向が私好みに戻ってきてるし。



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ジェマが最初に購入したカンパーニュを、袋に入れずにそのまま持ち帰ったのが少し気になります。
フランスでは当たり前のことなのかしら?
その場でちぎって食べちゃったから包めなかったのかしら(子供がおもちゃ屋さんで人形を抱いて離さないのと似ている感じ)
日本でもパンの種類によってビニールに入れないことはあるけれど、どうなんでしょ?
クロワッサンは食べ歩き用みたいな紙袋に入れていたので気になりました。


浮気相手の別荘へ向かうのに、敷地内に入る前に長靴から持参したハイヒールに履き替えるのが気に入ってます。
ハイヒールって戦闘態勢の女性の象徴だと思います。
そういえば、フェルザン・オズペテク監督『あしたのパスタはアルデンテ(2010)』でも、ビシッと決めた女性が運転していたオープンカー(だったと思う)から降りる際にスニーカーからハイヒールに履き替えていましたね。
私は大分前に履かなくなりましたが・・・・

ハイヒールではありませんが、サミラ・マフマルバフ監督『午後の五時(2003)』でアフガニスタン女性の主人公がパンプスを履いた足元が強く印象に残っています。
これは“戦闘態勢” ではなく“自由の象徴”でしたが・・・・まだ“戦闘態勢”に入る前の段階。
とても好きな作品なんですが、もう観ることはできないかなぁ。

逆に嫌いなのが、ジョエル・ホプキンス監督『新しい人生のはじめかた(2008)』で男性より背の高い女性が靴を脱いで歩くラストシーン(ラストだったと思う)
女性が自主的に屋外で裸足になり、二人とも満足気なとことが大嫌い。
なんか書いているうちに色々思い出してきて“頭の中ぐるぐる”で駄目だ!


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これTジョイ長岡だけの上映だったので久々に長岡まで観にいきましたが、伊勢丹セレクションでTジョイ新潟で上映してくれないかなぁ・・・と秘かに期待しています。
上映作品を選ぶ基準って何だろう?県内で上映されなかった作品が登場することもあるし、いわゆる“女性向き”作品が多いけれど必ずしもそうではないし、リクエストは受け付けてないし。

2社のクレジットカードを解約したのですが、MIカードは伊勢丹セレクションと駐車券の為に解約しませんでした(j経費削減で地下でしか使用してないです^^;)
そんなんで(?)書く機を逃していた作品を思い出しました。



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原題 GEMMA BOVERY
製作年 2014年
製作国 フランス
上映時間 99分
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by k-mia-f | 2015-10-16 21:54 | 映画

終戦映画

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どうしても岡本版と比較してしまう『日本のいちばん長い日』
三船OR役所、黒沢OR松坂と頭の中で比較していたこと、塚本版『野火』と『この国の空』を観た後で、上層部の決定(作戦)で振り回された人々のことを思ってしまったことも影響していると思います。宮城が箱庭に見えてきてました。


この内容なら3時間欲しかったなと思います。
なんでも尺が長ければいいという訳ではありませんが、岡本版が“1番長い日”の上層部と宮城事件に絞って157分に対し、“あれもこれも”入れて137分では足りなかったと思います
岡本版が制作されてから新事実も出てきていますし、最近は「ポツダム宣言」という言葉も知らない人も多い気がしますし(※)“あれもこれも”入れるのは良いのですが、どれも物足りなさを感じて悶々。岡本版を未見だったら気にならなかったかもしれませんが。

(※)やらせであってほしいのですが、終戦記念日を知らないとか、日本が何処と戦ったか知らないとか、東京大空襲を知らないとか、そういう若者が多いときいてます。私も他人に言えるほど分かっているわけではないのですが、愛国心とか君が代云々と別に知らなすぎると思います。

*********

実際の阿南陸相のイメージがどちらに近いか分かりませんが、私は原田版の方がよいと思います。
原田監督が意識していた昭和天皇との主従関係以上の強い結びつきや(※)プライベートを見せることで本心はどちらだろうと考えました・・・結果をしっているから考えられたんですけど。国体護持は曲げられないけど本土決戦の覚悟は本心だろうかと。自分の最期は覚悟していても家族(一般人)を巻添えにすることの覚悟はあったのかなと。
岡本版はただ吼えてるだけに感じて、本土決戦をあれだけ強く訴えていたのにコロッと変わりすぎに感じるのです(それが「御聖断」というものと言われたら何もいえませんが)

これはブログ巡りで見つけたのですが、原田版で米内海相の影が薄いのは、陸相を抑える必要がないからというようなレビューを読み「なるほど(ポンッ)」と思いました(実際はもっとしっかり説明がありましたが^^;)
皆さんよく気がつくなぁ・・・
吼えまくる陸相と、同じくらい吼えまくらないと陸軍が暴走してしまうけど、原田版は一人で二役ってところでしょうか。

(※)キネマ旬報インタビューで昭和天皇と鈴木総理と阿南陸相の関係性を「家族ドラマ」と仰ってます。


畑中少佐は、実戦を知らない理想だけのエリートっぽくて良いのですが、熱というか溢れてくるエネルギーを感じないのが残念に思いました。
ギラギラしたものを感じないわけでないのですが、何か爽やかで涼しくて・・・夏の軽井沢あたりに大本営があるような。
陸相はともかく、反乱将校には、熱病に侵されて朦朧として冷静な判断ができないようなものが欲しいと思いました。
あ~ そうすると一人が熱いと全員熱くしないといけないのか。
黒沢年男演じる畑中を、役所広司演じる阿南では抑えられない気がします。ぶつぶつ。


本木さんの昭和天皇は良かったです。
原田監督はソクーロフ監督『太陽』の昭和天皇が嫌だったとのこと。
私は外国人の監督でなけれ出来ない昭和天皇だと思い嫌いではありませんが、本木さんの昭和天皇を観ると原田監督は本当に嫌なんだなぁって納得です。
『太陽』は人間宣言で締められていて、現人神として崇められる昭和天皇の人間の苦悩を表現したかったと思うのですが、人間らしさを子供っぽい言動や、意外と世間慣れしていることで表現していたのが原田監督は嫌なんじゃないかなって思います。昭和天皇らしいところといったら、記録に残っている眼鏡や服装、口癖等で、デフォルメして笑いをとる物真似芸人のように感じたのではと想像します。
イッセー尾形演じる昭和天皇と桃井かおり演じる香淳皇后なん、外国人でなければ出来ない配役では?
それと、うろ覚えですがB29から落とされる焼夷弾が魚に変わるのも面白いと思いました。


そういえば・・・・
書いていて思い出したのが、ミハルコフ監督『遥かなる勝利へ』だと思うのですが、やるき満々で最前線に配置された長身のエリート将校候補達が(学生だったと思うんですよね)あっという間に戦車に押しつぶされ、アップから徐々に引いていって足が無い姿で累々の死体を見ているシーンを思い出しました。大して好きな作品でないのに頭に残っているシーンです。もし本土決戦になっていたら畑中少佐もこんな感じかも。自決したくても出来ない状態とか。これじゃ『キャタピラー』か。『キャタピラー』の熊さんの役はよかったです。ホントに正気を失っていたのか、それとも世界が戻った象徴で正気にもどったのか。ぶつぶつ。

【参考】原田監督インタビュー①
    原田監督インタビュー②

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何かで読んだか見たかしたんですが、食糧事情は復員で人口が増えた戦後の方が大変だったとか。それまでは十分とはいえなくても何とかやっていけたとか。それにしても、食べるシーンが多いなと思いましたけど。大事にとっておいたという最後という設定とはいえパイナップルの缶詰が登場したのはびっくり。手切れ金のつもりだったのかな。


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色々話にきいていたので、いつもと席を替えて「いつでも退場できる席」にて鑑賞。
なんとか逃げずにいましたが、直視できないシーンが多く90分が限界。
市川版は未見。モノクロだし塚本版よりハードルは低いと思いますが怖くて観る気になれません(泣)


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戦前に似てきたと言われてますが、沖縄は戦後がないだよなぁって、ずっと続いてるんだなぁって思います。
辺野古の潜水調査が始まりましたね。結果が気になります。
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by k-mia-f | 2015-09-03 21:46 | 映画

『私の少女』~脱出~

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(あらすじ・公式HP)
海辺の小さな村。ソウルから女性警官のヨンナムが所長として赴任してくる。彼女はそこで、継父ヨンハから日常的に暴力を受けている少女ドヒと出会う。村の中では、ドヒに対する虐待が問題視されることはなく、誰もがヨンハの暴力を見て見ぬふりしていた。そんなヨンハにひとり立ち向かい、ドヒを守るために尽力するヨンナム。それでも状況はひどくなるばかりで、見かねたヨンナムはドヒを自宅で預かることに。ヨンナムとヨンハの対立が深まる中、ヨンハは偶然知ったヨンナムの秘密をネタに彼女の追い落としを画策する。<allcinemaより>


ペ・ドゥナとキム・セロンで期待が多きすぎたかも。
二人は期待通りでしたが(特にセロンちゃんが^^)突っ込みどころが多いのがちょっと・・・
他人に言われてやっと気付く私が、自力で気付くくらいですから問題です(世間の感想を読んだら気付かなかったのがまだあった)
文句ぶーぶー言いつつ、監督デビュー作なので大目にみて、セロンちゃん目当てにもう一回観に行く・・と思う。

**********

閉塞感漂う寂れた漁村が舞台。
一見ヨンナム(警官)を歓迎しているように見せて、村人全員で家族みたいで余所者には居辛い地域。
ドヒ(少女)の登場シーンだけで不穏な雰囲気で期待が膨らみます。

話が逸れますが、
ドヒが田んぼの中を真っ直ぐ走っていくの見て『トム・アット・ザ・ファーム』の冒頭、麦畑が続く一本道を走る車をカメラが追うシーンを思い出しました。このシーンの為に2回目を見に行ったようなもおです。アカペラのボーカルが不安をかき立てるんですよね・・・。


ドヒの「虐待の被害者」とは違う面が、ヨンナムの左遷理由の不祥事が絡んでくるのかなと、ドキドキしながら観ていたら肩透かし。
この不祥事が原因で、同期の(同窓だったかも)の警官にも調査が入ったとういう、何があったか知りたい。

彼女が同性愛者ということは理解した。
だから、その先を知りたいんだけど・・・・
まさか理由はそれだけ??

ただ同性愛者というだけで、左遷なんですか??
そりゃ、まぁ、嫌だなという人はいるだろうけど。
それだけでは犯罪ではないし好き嫌いだけで左遷とういのは、モヤモヤの不完全燃焼な気分です。


父親の暴力から逃げたドヒを、ヨンナムが自宅で長期間(夏休の間)を預かるというのもモヤモヤ。一泊なら理解できますが長期間親戚でもないのに預かるというのは不自然で、普通は施設に預けるのではと思いました。それでも、後で納得出来ると何かがあると思って見ていたのでモヤモヤの不完全燃焼。
納得できないけど、この間のドヒの様子の変化、人の温もりを知り、安心出来る場所があり、笑顔を見せて可愛い♪
ドヒの甘え方が母子や姉妹の様というより恋人の様に感じて怖い。
ヨンナムの元カノが訪ねてきた時なんて、泥沼の三角関係みたいだし、一緒にお風呂に入るのも誘ってる様にも見える。
このお風呂も、一回目はユニットバスのトイレを使用したくてノックしたのが始まりでしたが、二回目は当然という感じで入ってきました。
毎日一殴られ蹴られ傷だらけなのに海水浴にいくのは何か納得いかないけど、この浜でのドヒとヨンナムを見たら「お邪魔しました」と立ち去りたくなります(褒めています)
気になる「不自然」は気付かなかった事にして、事件の予感で期待大の流れです。



また話が逸れますが、
ドヒがヨンナムを助ける為に「被害者の演じた」シーンで(助けたとういより「自分がヨンナムから離れたくない」だけだったのかも)、『乙女の祈り』を思い出しました。あの二人もドヒと同じ年頃か?3~4歳上の設定かな?
子供が「夢の世界」に居続けるには残酷な方法しかないのかなと。
キャッチコピーの「愛のためにママを殺そう」(違っていても近いはず)が頭から離れないのです。

ネットをうろうろしていて、村人も警察も学校もドヒへの虐待を放置しているのは変というのを読みました。私も普通じゃないと思いますが、過疎化が進んだ狭い地域で、ヨンハに村が頼り切っていているので理解できます。不法滞在の労働者への虐待・少女への虐待を容認しているのも、昔からの慣習で躾の範囲内と考えているのではと思うのです。誤解のないよう念の為に申しますが、実際にこのような地域が韓国にはあると思っているのではなく、フィクションでこういう設定はありだなと思いました。同級生からのイジメは大人の背中を見ていれば当然。

保護者がいない自宅にドヒを返すのは変かなと思うのです。
母親が見つからなければ施設へ・・・なんて言ってるけど、地域外の人間(村外の警察?)が関わっていて、保護者がない自宅に戻すのは変じゃない?もしかして、画かれなかっただけで夜は施設で過ごしていたとして・・・モヤモヤ。

残されたドヒをヨンナムが引き取るのは“あり”だと思います。
村人は今までドヒが受けていた事を知らないふりをして、ヨンナムはドヒの行った事を知らないふりをする。
二人が一緒に村を出て行く様子に“ほっ”としました。
やっと息が出来る世界に逃げる事ができたんだなぁって。


自分お中で無理やり辻褄合わせようとしているなぁ。

**********

韓国映画で気になっていることが親族とのつながり。
『悪いやつら』で“遠~い”親戚で年上とわかった途端ガラリと態度が変わるのとか。
韓国の儒教について検索してみると、親・年長者は絶対だとか、色々あるけど韓国のものは何でも批判対象という人もいるので、どこまで信用していいのかわからない(かといって本格的に調べる気もない)
『トガニ』も気分が悪くなる虐待でした。就職するのに礼金が必要だとか・・・(一昔前はこうだったけど現在は違うのかもしれない)

韓国は同性愛者に対して差別が酷いといのもあったので、検索したら「同性愛者を差別しない国ランキング」があり、日本は韓国より上位だったけど大差ない気がしました。日本は差別うんぬんの前に感、関心が低いよね。


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監督 チョン・ジュリ
製作年 2014年
製作国 韓国
上映時間 119分
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by k-mia-f | 2015-08-02 18:29 | 映画

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【あらすじ・公式HP
1984年、不況に揺れるサッチャー政権下の英国。20ヵ所もの炭坑の閉鎖が決まり、それに抗議する炭鉱夫のストライキは4ヵ月目に入ろうとしていた。ロンドンに暮らすゲイのマークは、そのニュースを見て彼らを支援しようと、仲間たちとゲイのパレードで募金活動を行い、合わせて“LGSM(炭坑夫支援レズビアン&ゲイ会)”という支援組織も立ち上げる。さっそく、集まった寄付金を送ろうと全国炭坑労働組合に連絡を取るも、ゲイというだけで門前払いを食らってしまう。そこでマークは炭坑に直接電話してみたところ、ウェールズの炭坑町ディライスが支援を受け入れてくれることに。こうして、まるで水と油の2つのグループの交流が思わぬ形で始まるのだったが…。<allcinemaより>



結果はわかっているし予想通りの展開でしたが面白い!
劇場だからおとなしく観てるけど、心の中でガッツポーズと怒り拳を交互にあげている。
扱っているテーマは重いけど全体はユーモアたっぷりで軽い感じで、時々ピリッとした現実を挟んでくる。

2時間にまとめるのに端折ってるところもあると思うので実際はもっと大変だったと思いますが、それでも十分「実話とは思えない」お話でした。マークの頭の回転の速さ・閃き・行動力が素晴らしいと思います。
悩む暇なく(順調過ぎるようにも思えますが娯楽映画として考えると気にならない)どんどん前に進むのが観ていて気持ちいい!
罵られれば、それを逆手にとって盛り上げる。
先頭に立って仲間を引っ張って行くのがカッコいい。
こういう人がリーダーとよべる人だと思いました。

支援しようと思った理由も、生活に困った炭鉱夫とその家族に同情してというのではなく「戦う相手が同じだから仲間」という思いが最初の方で語られているので、頼まれてもいないし差別されているのも分かっているのに支援先を探すという行動も理解でいきます。だけど、私がリーダーなら別のことに使い道を考えるだおうな。募金してくれた皆も理由を説明すればわかってくれると思うし。

組合とLGSMの団体の関係だけでなく、個人の問題とういか、エイズやカミングアウトの難しさとか入っているのも良かった。
炭鉱町のおばちゃん達のはしゃぎっぷりとか、ゲイカップルへの素朴な(?)質問とか、ゲイと一緒にダンスで仲良くなる(町の男性は踊れない)とか女性が元気でした!
炭鉱ストとは別に解放された女性達を観るのも楽しい^^



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( ↑このシーン かなり好き^^)


身近にゲイがいないので(私が知らないだけかもだけど)
もしも打ち明けられたら私はどういう反応するのかな?
ゲイに対しての偏見はないので、それで付き合いが変わるわけではないけれど、何か質問したほうかいいのか・・・驚いたほうがいいのか?
つまり、何か反応したほうがいいのか、しないほうがいいのか分からない。


原題 PRIDE
監督 マシュー・ウォーチャス
製作年 2014年
製作国 イギリス
上映時間 121分

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ついでに
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1984年当時の英国では、同性間の性行為は21歳迄は法律で禁じられていました。
こういう話題になると、どーしても『イミテーション・ゲーム』のA・チューリングを思い出してしまいます。
書く時期を逃してしまったのでちょこっとだけ。
この作品を観るまで、A・チューリングもエニグマも知らなくて^^;
あらすじ等を調べて、舞台『フランケンシュタイン』の博士のB・カンバーバッチならぴったりかなと思い期待大で観にいきました。で、実際観てみたら『パレーズエンド』を思い出してしましまた。
ジョーンのアドバイスを受け、同僚と馴染もうと林檎をプレゼントする姿がぎごちなく、机の上に置いたのは大丈夫なんですが手のひらにどんを置いたのが(渡したのではなく置いたと思う)ツボにきました。だめ押しにその後のつまらないジョークも、なんて不器用な人なんだろうと微笑ましく思えました。

ついでのついでに、、
『イミテーションゲーム』というと、どーしても『つぐない』と『裏切りのサーカス』を思い出します。
『SHERLOCK』と『スタートレック』のイメージが強すぎて忘れられていますが(多分)、ピーター・ギラムがお気に入りです^^

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by k-mia-f | 2015-07-16 14:48 | 映画

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(あらすじ・公式HP)
ロンドン の民生委員、ジョン・メイ。彼の仕事は孤独死した人の身辺整理をして最後の旅立ちを見届けること。几帳面で真面目な彼は、どんな時でも故人への敬意を忘れることなく、誠実に仕事に取り組んでいた。そんなある日、彼のアパートの真向かいで、ビリー・ストークという老人が孤独死しているのが発見される。近所に住んでいながら、彼について何も知らなかったことに心を痛めるジョン・メイ。その矢先、彼はリストラの一環で解雇を言い渡され、図らずも、ビリー・ストークの案件が最後の仕事となる。そこで、最高の葬儀で故人を送り出そうと決意したジョン・メイは、ビリー・ストークを知る人々を訪ね歩いてその人生を紐解く旅に出るのだったが(allcinemaより)
 


邦題から『おくりびと』(2008.滝田洋二郎)と似た雰囲気かなと思っていたのですが大分違ってました。
いい表現が見つからなくて困っているのですが・・・なんだろ・・・
『おくりびと』は「生きてるって素晴しい!」みたいなのを感じたんです。多分、むしゃむしゃ食べるシーンとか、生前の姿に戻してあげることとか・・・いい表現が見つからなくて困っているのですが・・・
体温を感じさせる作品でした(公開時から経っているので観直したら違う感想になるのかもしれませんが)
書いていて思いついたのですが、『おくりびと」は“温”と“冷” 『おみおくりの作法』は“静”と“動”の対比だと思うのです。

*********

説明くさい余計な台詞が1つも無く、淡々とゆっくりと繰り返しの中に少しづつ変化させて進行する作品でした。それと色の使い方が良いなぁ~と感じました。
流れが綺麗で好みの作品です。

努力したことが必ず報われるわけではないのはわかってる。
自分より努力していない人の方が認められることも多い。
我慢するのが馬鹿らしくなるときもあるし、
なんで自分はいつも貧乏くじひくんだろうと思ったり、
人生って理不尽で残酷。
ジョンの変化を感じて“ふわふわ”した気分になっていた時に残酷な展開になってショックっだったけど(日本海側の鉛色の空の季節が終わり、ベランダで“ふわふわ”になったお布団をほっぺで確認した途端に梅雨入り前なのにゲリラ豪雨がきたって感じ・・・って分かんないですよね)、ラストが救いです(泣)
「今になって報われても・・」という感想を読みました。
そうだよねと思わなくもないけど・・・やっぱり救われたと思う。
そう思いたいのかも。

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オープニングは色々な宗派の葬儀が続くのですか(3宗派だったかな)参列者が主人公ジョン・メイ一人だけということから、粗筋を知らなくても“孤独死”を連想します。
ジョンは連絡を受けてから身辺整理の為故人の部屋を訪れ、残された物から故人の身内を探して葬儀の参列を依頼したり(孤独死ってことから想像する結果が多いようですが)遺物から故人の人柄等を想像して心のこもった弔辞を作成し、葬儀の際に流す音楽を決め、それぞれに合った宗派で葬儀を行い埋葬をします。全て完了すると、資料に添付していた写真を外し封筒に入れて自宅に持ち帰ります。
故人に対しての敬意とか、仕事に対する責任感・誇りを感じてて“じ~~ん・・・”となりますが、
自宅のアルバムに貼られている写真が、身分証だったり、モノクロの若い頃の写真というのが寂しいなぁ。一人だと写真を撮る機会ってないんですよね・・・他人事でないので考えてしまいました。

ジョンの人柄の表現し方がとても良いです。
歩き方、椅子の引き方、服装、食事メニュー、整理されている小物、日常生活の様子を見るだけで伝わってきます。
ほんっとに無駄な台詞が無い!
特に気に留めていなかったシーンも後でこんなとこに繋がるのかと驚いてしまいました。
鑑賞時には気づかなかったけど書いているうちに気付いたのもあります(気づかなくても十分楽しめるのも良い)
原題の静物画という意味を鑑賞後に知って、絵画の個展を観にいってるみたいと感じた理由がわかりました(静物画という意味をしらなくても十分楽しめるのも良い)


グレーがかった暗い色調に入る悪役の“差色”がすっごい分かりやすい!
ビリーの調査で出会った人達の“色”の使い方とかか。
ビリーはかなり刑務所に入るような人で、皆「あんな奴にはかかわりたくない」ような言いながら「あんないい奴はいない」ようなエピソードを語るのです。
ビリーの人生をにはジョンが知らない色がいっぱい。
書いていて気付いたんですが「黄色いコートを着た熊」っぽい銅像の“黄色”が新しい世界の入口だったのかも・・・



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原題  STILL LIFE
監督 ウベルト・パゾリーニ
製作年 2013年
製作国 イギリス・イタリア
上映時間 87分




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6月にこんなこと書くのは何ですが
冬に鉛色の空をぼ~っと眺めながらお茶してる時とかにね、隙間から青空とか白い雲とか見えると見えないだけで青空がひろがってるんだようなぁ・・・って思うんです(だから何っていわれると困るんですが^^;)
目を閉じて高速バスとか新幹線で移動していて「うわっ眩しい」と感じたら群馬に入ったってことなんです(だから荷
何って・・・その2)
いや、なんかちょっと行けば開けるきがするんだけど、車の暖房最強にして暖気中にガス欠になって足止め。
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by k-mia-f | 2015-06-07 20:22 | 映画

嫌煙過

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『風たちぬ』を見て気になっていた「シベリア
近所のスーパーで見つけました。
映画を観て気になっていたの私だけではないのですね。
撮影は10月で、先日売り場を通った時にはありませんでした。新潟では根付かなかったようです。



今年初の退社時の車雪下ろしの後“ぶるぶる”してたら、ブログネタ用に撮影していたのを思い出しました。書こうと思っていた感想は書かなかったので撮影したのに出番がなかったのです。

で、今更ですがちょっと何か書こうかなと(のろのろ^^;)

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『風たちぬ』で「シベリア」以上に問題(?)になったのが声優と喫煙シーン。
棒読み台詞は“心ここに有らず”という感じでそんなに悪くないと思います。

本来の言葉の意味とはちょっと違いますけど、飛行機が作りたいだけで戦闘機を作りたいわけでな、く「作った飛行機が戦闘機になった」みたい。
仕事の依頼は“戦闘機”だけど、次郎が作っているのは“飛行機”・・・という感じ。
でもまぁ、声優についてはは気に入らないという方が大勢いるのは理解できます。

理解できないのが喫煙シーンに対してのクレームです。

この時代に喫煙者が多いのは当たり前。
結核患者である妻の前での喫煙も、妻が“日常生活の一部”として望んでいたことと思っています。
喫煙シーンの子供への影響ですが、この作品を観て「喫煙はかっこいい」と感じるでしょうかね?
私は喫煙しないのでわかりませんが、中高生が喫煙をはじめるきっかけって“見た目”かなって思うのですがどうでしょう?
私は真似しなかったけど、カッコよく煙草に火をつける姿に憧れました。

ついでに書くと、喫煙シーンがどうこうではなく「3歳未満入場可」となっている方が問題では?
小学校高学年くらいでないと難しいのではないかと思うので、他のジブリ作品とは違うという意味で「PG12」にすべきだったと思います。

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 ↑ ここまで問題になるのは日本だけだと思っていたら、他でもありました。

月初に図書館で読んだ「キネマ旬報」で、ウディ・アレン監督の新作がインドでの公開取りやめという記事が掲載されていました。

インドは映像作品での喫煙シーンの扱いが厳しくて、上映前に煙草の害についての警告表示だけでなく、喫煙シーン毎に警告表示が必要とのこと。喫煙シーンが10回なら上映中に警告が10回です。
上映前の警告はともこかく、作品に手を加えるなんて監督が拒否するのも納得です。

この記事を読んで気になったのが、映像作品に警告の義務付があるとういうことはDVDもってことでしょうか?
警告表示が義務付けられる前の作品はどうなのかな??
『コーヒー&シガレッツ』のDVDインドで発売されてるのかな??
(私はとケイト・ブランシェットのが一番好き)


アレン監督の件はネットでは10月から話題になっていたようです。
 検索したら色々でてきました。その中の1つ→「YAHOOニュース10/23」 

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タイトルが出てこないんですが、入院中の病院を抜け出して海を目指すのは何だっけ?
喫煙者じゃない肺がん患者の・・・ 
身体に悪いとされることをどんなに避けても、いつかは去るわけだし・・・明日事故るかもしれないし。

道路に唾をはくようなマナーの悪い人や、咳が酷いのに止めない人にはちょっと言いたい事はあるけど、私は非喫煙者ですが嫌煙家ではありません。灰皿無しで喫煙席に座っていても不思議がらないでください。
たまに愛煙家の目が気になるんですがが変ですか?こっちの方が場所がいいから座ってるんだけど・・・
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by k-mia-f | 2013-12-12 21:04 | 映画

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公式HP
【あらすじ】
フリーターの姉・葉月と女子高生の妹・呼春は母との3人暮らし。父親は14年前に女をつくって家を出て行ったきり。そんなある日、その父親が余命わずかとの連絡が入る。知らせを受けた母親は娘たちに会いに行くよう告げ、ついでにその顔をカメラで撮ってきてと頼む。父に対してあまり特別な想いを持たない葉月と呼春は乗り気しないながらも、どうにか父の暮らす田舎までやって来るが…。<allcinema>


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8月の鑑賞作品を今更という感じですが・・・^^;

こういうの観ると、邦画は無理した大作より、小さな世界(小品)で勝負する方がいいんじゃないかと思います。偉そうなこといえる鑑賞眼ではありませんが、配役も合っていると思いますし、短い尺の中で起承転結の配分も丁度いい感じ。。

暗い・重い作品にもできる状況の作品を、ちょっと笑えて、ちょっと泣けて、ちょっと呆れて、清々しい気持ちになる、後味の良い作品に仕上がっていました。
青空と太陽と風が気持ちよかった頃、自転車で坂道を下りるのが好きだった頃の匂いがします。

今後の活躍を期待したい監督さんの一人です♪

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「やっぱ親子だなぁ・・・姉妹だなぁ・・・」という思わせるシーンが何度が登場しますが、それが説明っぽくない。ちょっとした一言だったりするんですが、無理なくわかりやすい。
母娘の日常生活の見せ方が丁寧で、それぞれのキャラ設定等(性格等)をしっかり出してるので余計な説明が不要なんだと思います。
小さい伏線を丁寧に拾っていくので「こういう事ね!」と“ぷっ”てなったり、「本音はこうなのかな」と解釈を観客にまかせるが上手でした。全てを明かさないとはいえ(主に母親)、謎だらけで??と頭を悩ます程ではなく丁度いい感じ。

う~~ん・・・ ボキャ貧でうまく表現できないのですが、こういうとき良く使ってるのが“流れが綺麗”作品。“
チチ”がカタカナなのも、おまけ映像みたな最後も、綺麗に流れてる。

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姉妹が優等生でも不良でもないのが良いです。
姉妹が見送りの母親と別れてから、堅苦しい服をコインロッカーにいれて“自分らしい服”に着替えるの可愛いですね。お見舞いというより小旅行のようです。服装でキャラもしっかり出るしね。
母親もスーツで通勤するキャリアウーマンでないのも良いです。
全体の中で母親の登場する場面は多くないのですが、8月に観た作品なのに書いていると母親のシーンが頭に浮かびます。

母親がギュッと締めてる感じかな・・・ 
作品が柔らかくなりすぎないように締めてる気がします。
娘達と一緒の時の母親の面と、“一人の女性”としての面の違いが上手だなって思います。
一人で娘達を育ててきたしっかり者の面だけでないのが、彼女の行動に納得できる理由では?
納得というのも変かな?
夫と別れた日の回想場面の他に14年間の苦労話はありませんが、養育費も受け取らず一人で育ててきた男前の面以外を知っていると、彼女の行動に納得できます。
納得というのも変かな?
別れた夫を恨んでるとか、後悔しているとかじゃないけれど、これで良かったのなと思うことはあったと思うので、なんだろ・・・これもアリかなと(結局まとまらなかった)

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お気に入り作品だけど、頭にひっかかてるのが衣装。
姉・葉月がお見舞いに行く時のワンピースの柄と、回想シーンの子供時代の姉妹のワンピースの柄が一緒だったのが不自然だと思います。
大人の服をバラして子供服に直すのはアリだろうけど、逆は無理があると思うし、どっかで理由がわかるのかなと思いながら観ていたけど何もなかったので意味はないと思うのですが、いくら低予算作品でも現代劇の庶民の衣装は大してかからないだろうから、衣装さんが大雑把??もしくは、生地を買ってきて衣装さんのお手製(まさかね・・・)


監督:中野量太
製作年:2012年
製作国 :日本
配給 :デジタルSKIPステーション
上映時間 :74分


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月曜日頃から雷が聞こえるようになり、今日は立冬。
早いなぁ・・・
そろっと今年のベスト10作品を考える時期となりました。
シネウインドのベスト10はアンケートに上映希望3作品も書かなくてはいけないので(必須じゃなですけど)、中野監督の次の作品は何だろうと調べていたら夏の匂いを思い出しました。10月にKSシネマでイベント上映(シネマZOO)があったんですね。アンケートに書いてみようかな・・・
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by k-mia-f | 2013-11-07 21:29 | 映画

『嘆きのピエタ』~赦~

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公式HP
生まれてすぐに親に捨てられ天涯孤独に生きてきたイ・ガンドは、法外な利息を払えない債務者に重傷を負わせ、その保険金で借金を返済させる取り立て屋をしている。そんなガンドの目の前に、母親を名乗るミソンという女が現れた。ミソンの話を信じられず、彼女を邪険に扱うガンド。しかし彼女は電話で子守歌を歌い、捨てたことをしきりに謝り、ガンドに対し無償の愛を注ぎ続ける。だがガンドが心を開こうとした矢先、姿を消したミソンから助けを求める電話がかかってきた。
<allcinema>



ガンドは零細町工場相手の闇金業者。
3ヶ月で利子が元本の10倍になり、最初から返済できる見込みはなく、担保に保険金をかける。
ガンドの取立てのやり方は冷酷非情で、こういうの日本でもあるんだろうかと、ビビリな私は目を背けたくなる場面もありました。

舞台は町工場が立ち並ぶ地域で、建物はボロボロだしシャッターが下りてる工場も多く、死臭が漂っているような雰囲気を感じました。
町工場ですから油断すると大怪我をしそうな機械があるわけで、仕事中に手足が不自由になったことにして障害者保険で返済させるのがガンドのやり方。

身体が不自由になって仕事は出来ず、保険金は返済にとられ、結果ホームレス・物乞いの生活になります。
債務者の中には、仕事も出来ないのに生きて入れば家族に迷惑になりますから「それなら殺してくれ」と頼む人もいますが、自殺は保険金が面倒なので殺しません。
死なない程度の高さから突き落としたり、機械に袖が巻き込まれたようにしたり・・・
債務者が自殺して保険金が難しくなると、債務者の家族へ取り立て。金目のものがないとペットの兎を奪う(ガンドにとっては食材)。

こんなガンドが、無償の愛を知ってガラリと変わります。

(8/8追記)
兎はミソンに逃がされますが生きていけず、それをどう解釈していいかわかりません。
大切な人がが去っていくということか?
兎はミソン?
もしかして、兎は食材ではなくペットにするつもりだったのかあなぁなんて思ったりして。
水槽の鰻が朝ごはんになって動揺してたようにみえたし(メモだけ残して食べなかったのが気になります)




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ガンドの前に母親だと名乗る女性・ミソンが現れます。
ガンドは信じず、または信じたとしても自分を捨てた相手を許せず、拒絶します。
それでもミソンはガンドの後を追い、何をされても我慢し、ガンドの為に人を傷つけもする。

(8/8追記)
ミソンが口にしたものは、ガンドの身体の一部(つまり人肉)と考えていいのか?
最初は食材の内臓の一部かと思ったんですが、ガンドの足元の血を見たミソンが吐き出しそうになったということはそうなのかなと。でも、もしそうならどうやって??



やっとガンドから母親と認められ、それからの二人は恥ずかしくなるくらいの“ラブラブ”生活。
甘えることを知らなかったガンドは、子供に戻ってしまったんです。

(8/8追記)
この二人のラブラブぶりもそうだけど、債務者の親子のラブラブぶりにも驚きました。
息子が母親の髪を整え手鏡を渡し、母親も嬉しそうに鏡を見るのがちょっと・・・
(『はじまりのみち』の木下親子の場合は状況というか状態から納得できる)
これが韓国では普通なのか、そうでないのか??
ガンドが母親に見せ付けるように債務者の息子をビンタするのが、嫉妬心のように感じて酷いというより切なかったです。





ミソンがガンドの前に現れた本当の理由が次第にわかってくる。
最終目標が何かわかってくる。

一人で生きている時は、何も失うものもなかった。
一人でなくなり、失うことが怖くなった。
なんて残酷な仕打ちだろうと思うけど、目には目をということか。


ガンドが真実に気付いた後の選択が衝撃的。
“真実”にはミソンが何者かということだけでなく、逆の立場になって相手の気持ちがわかり、自分が今迄何をやってきたかということも含みます。


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ミソンがガンドの夢精に無表情で手を貸すのに驚き。
冒頭でもガンドは夢精をしていて、これは2回目。
2回もあるんだから何か意味があるんだろうと調べたら、インタヴュー記事で『夢精』がタイトル候補だったことがわかりました。
ミソンが眠っているガンドに本音をぶつけるのと関係あるのかたなと考えていたのですが、幼児性を表しているようです(作品をご覧になった方は「幼児性」でピンとくるでしょう)。


ミソンの最後の独白は母性と慈愛そのものだと思う。
ガンドを赦すことは、ある人に赦しを請わねばならない。
最初の目的を達するのかどうが、凄く緊張して観てました。
よかった、タイトル変わって(チケットも買いやすいし^^;)

(8/8追記)
成人した息子が母親のベッドに入るのも驚き。
ミソンに追い出されて自分のベッドに戻りますが、何で怒られたのかわかってない。
ガンドの幼児性を表しただけなのか?
これも韓国では普通なのか、そうでないのか??



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ミソンの衣装が妙に気になりました。
赤い口紅と赤いスカートが、暗い街の中で浮いてるように感じて、この“赤”はラストシーンの“贖罪”に繋がってるのかな?

何の証拠もなく、自分については何も語らないのに母親と信じたのは何故だろうと思ってました。母親でなければ(無償の愛でなければ)ここまでしないだろうと思うところもありましたが、ミソンはどうしても母親には見えません。
観終わってしばらくしてから、ガンドは疑いながらも、ミソンに母親になってほしかったのではと思いました。考えすぎでしょうか?


食事について考えさせられました。
ミソンとの生活の前は、食事というより餌。
ここまでいかなくても、私も自分だけなら適当だなぁ・・・
(1人でもちゃんとお料理する方を尊敬してます)

バスルームの食材の残骸に、命を軽くみていることがわかります。
他人の命も、自分の命も。


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私にとってのキム・ギドグ監督作品は、好きか嫌いか賭けみたいなもの。
これは賭けに勝ちました!
復讐と贖罪の物語で、ラストシーンは静かな衝撃。


原題:PIETA
監督:キム・ギドク
製作年:2012年
製作国:韓国
配給:クレストインターナショナル
上映時間 :104分
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by k-mia-f | 2013-07-29 22:19 | 映画

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公式HP
2009年、フランスで「ラットの一生(2年間)に遺伝子組み換えトウモロコシを与え続けると、どんな影響が起こるのか」という実験が行われ、世界的に注目を集める。その研究結果に密着するとともに、世界2位の原発保有国であるフランスの「原発がある風景」も捉え、遺伝子組み換えと原子力発電という2つのテクノロジーの意外な接点を明らかにする。(映画comより)




ヨーロッパでの実情が主な内容かなと思って観にいったのですが、かなりの時間を日本“フクシマ”に割いていていました。WW2後からGM作物の研究が始まったということで(GM作物と原発がテーマ)冒頭“ヒロシマ”の画像が映し出さたのを思い出し「こんな事になってごめんなさい」という気持ちなりました。
実験に使用されたラットの大きな腫瘍や、インタヴュー応じる農薬が原因で病魔に侵された方とか、"フクシマ”で自殺した方のご家族とか、言い訳だけの東電(官僚?)関係者とか、心中は怒り3割、悔しさ3割り、哀しみ4割。すすり泣きも聞こえてきました。

作品に登場しているのは、自分の身体のことより子供達・次世代の為に努力している人々。
ドキュメンタリー作品を100%信用しているわけでなく(これだって編集されてる作品だし)、子供もいないし、両親の最期を見届けたら世間に迷惑かける前に旅立ちたいと考えていますが、美しい世界を残したいと思います。

あのパーカッション軍団はもしかして・・・と思ったら、
やっぱり、小出で聴いた「ドゥドゥ・ニジャエ・ローズ」だ!
嬉しいけど、何で登場したのかわからない^^;


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終映後は、ゲストをお迎えしてのトークイベント。
この数年、食や原発関連のドキメンタリー作品を何本か観てきましたが、トークイベントに参加したのは初めてで一番考えさせられました。お話を伺いながら今迄に観た作品を思い出したり。

トークイベントでモンサント社の実験データについて触れ、"事実”と“真実”の違いについて考えさせられました。安全な結果が“出た”のではなく“出した”のか。
日本の食品表示についてとか、規制につてとか、活動内容とか全部理解できたわけじゃないけど、TPPとGMと原発が同じ線上にあり、瀬戸際にいるのは理解できた。

(ゲスト:7/28)
 西分千秋さん「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン運営委員」
 天明伸浩さん「TPPに反対する人々の運動共同代表」

原題:Tous Cobayes ?
監督:ジャン=ポール・ジョー
製作年:2012年
製作国:フランス
配給:アップリンク
上映時間:118分
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by k-mia-f | 2013-07-28 20:55 | 映画