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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

2012年 07月 19日 ( 1 )

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【公式HP】
あらすじ】
英国のMI6とソ連のKGBが熾烈な情報戦を繰り広げていた東西冷戦時代。英国諜報部<サーカス>のリーダー、コントロールは、長年組織に潜んでいるソ連の二重スパイ“もぐら”の情報を掴むも独断で作戦を実行して失敗、責任をとってサーカスを去る。コントロールの右腕で彼とともに引退した老スパイ、スマイリー。ある日、英国政府のレイコン次官から“もぐら”を突き止めろという極秘の指令が下る。ターゲットとなるのは、コードネーム“ティンカー”、“テイラー”、“ソルジャー”、“プアマン”という4人の組織幹部。さっそく信頼を置くかつての部下ピーターらと組み、調査を開始するスマイリーだったが…。(allcinemaより)




「予習してから観た方がいい」とか「1回じゃわからない」とか「ややこしい」とか 
そんな感想をチラホラ耳にして、原作未読だし、珍しく公式HPを読んでから観にいきました。
(私、いつもは鑑賞前はイントロダクションを読むくらいです)

で、実際に鑑賞してみて思ったのが・・・
   予習していったおかげだでもありますが、、
   (相関図は見ておいて良かったと思いました)
    もともと時間が交錯する作品が好みということもありますが、
    説明くさい映画は好みではないのもありますが、

・・・“難解”と煽りすぎじゃないかと、と言ってみる。
・・・皆さん情報集めすぎじゃないの、と言ってみる。


「一度目、あなたを欺く。二度目、真実が見える。」
このコピーのせいなのか、騙されてるんじゃないかとか深読みし過すぎな人も多いような気がします。
(こういう解釈もあるんだなと思ったけど)

こっから下は観た方だけ

**********

1回目の鑑賞から1週間後、
「カーラってG・オールドマン(ジョージ・スマイリー)なんですか?」と質問される。
「違うよ」と即答したけど、他人の意見に惑わされやすい私は(映画評も鑑賞前は読まない性質)、何でそう思ったのか聞いてみる。
で、なるほどねと思った。

ブタペストのカフェに“カーラ”がいたことは理解している。
ジムの拷問で“カーラ”が登場したのも理解している。
もしも“ジョージ・スマイリー”が“カーラ”なら簡単にバレるのでは?
(ジョージがその時に居るべき場所(国)に居ないから。)
それでも、そんな質問が出るのは、
ジョージの愛妻からのメッセージ入りライターだけが映って“カーラ”の顔が映らないことで、
"ジョージ”が語った“カーラ”との対面時のエピソードが“裏切りのサーカス”になっている・・・なるほどね。

鳥頭な私は鑑賞後1週間も経つと上手く説明できなくて、
ジムがブタペストで撃たれた連絡が入ったとき、ジョージが何処にいたのか言えなくて(自宅にはいなかったのは覚えてる)
ジムはカーラの姿を見たのかどうか確信が持てなくて(ライターを見ただけっだたっけ)
この件がなくてもジムがビルを狙撃した理由を迷っていたので再見するつもりだったので私の解釈は保留としました。

で、私の解釈は「同一人物ではない」です。
文章力が低いので上手く説明できないけど、書いてみる。

**********

狙撃時のジョージの所在はベルリンもしくはベルリンから戻る途中。。
(同一派は、ホントにベルリンに行っていたのか誰が証明するのかと言うかもだけど。出張から戻っていると思って電話したのに戻っていなかったのは怪しいというかもだけど、嘘を証明することができないので真実だと思う。)

ジムはカーラと会っている。ライターを持った“小男”と言ってました(字幕だけど)
(同一派は、ライター持った“痩男”でも、ライターを持った”車椅子の男”でも、ジョージが「彼がカーラだ」といえばカーラになるのではと言うかもだけど、偽者と証明できないので真実だと思う。)

あのキャッチ・コピーにも惑わされます。
コントロールがジョージを疑っていたのも気になります。
日誌の破り方が雑なのも気になります。
ビルが二重スパイになった理由がイマイチわかりません。
(仕立て上げられたような感じもあり)
全てが終わってからアンが戻ってきたことも気になります。
(何度も家出するのは工作員だからとか)
それでもやっぱり、同一人物ではないと思う。

もしも同一人物だったら、ジョージとジムの会話が無意味だし、ジョージがピーターに何故カーラとライターの話をしたのかも意味無。
私はジョージの忠誠を信じるよ!


その後、質問者さまにお会いしていないので伝えてないんだけどね^^;
次にお会いする迄この話題を覚えていてくれるだろうか^^?

**********

派手なシーンは無いのにドキドキする面白い作品でした。静かな緊張が“冷戦”とういう感じ。
「最前線にいるのは兵士でなく俺達だ」と言ったのはロイでしたっけ?
(注:ここで書く「」の台詞は不正確です。)

ゲイリー・オールドマンとコリン・ファースの共演というだけで手を合わせて拝みたい気持ちなので、かなり贔屓目が入ってますが、ゲイリー・オールドマンは上手い!小道具(生き物含む)の使い方が上手い!
余計な説明がないのがいいです。映像だけで状況やキャラクターがわかります。

常に冷静沈着で、表情も声も変わらないジョージだけど、愛妻アンの事には敏感に反応する。
それを見破って利用するカーラも凄いかも。
コニーがアンの話題を出したときと、ビルとアンのキスシーンを目撃したときの動揺、
コントロールが声を荒げてパーシーを責め立てた時こも冷静に情報源を問いただそうとしたジョージが、ビルに裏切った理由を問いただすときは声を荒げていたのも印象に残ってます。


ジョージはホントに奥さんが好きなんだななぁ・・・・
自宅に戻ってきたアンですが、公園で遊んでた子供が家に帰るのと同じような感覚でなんじゃないかと。
夫が自分をまだ愛していているのをわかっていて、自分を許してくれるのをわかっているから戻ってきたと解釈してます。コニーの話ではアンは浮気を繰り返し何度も家に戻ってきている。ジョージの背中が戻ってきたことを喜んでる気がしました。


ビルが二重スパイになった理由がわからなくて、もしかしジムが赤く染まった影響をうけたのでは、ジムがビルを狙撃した理由が保身だっのではと気になったんです。2回目もはっきりとは分からなかったけど、コニーの「古きよきサーカス」「英国人が誇りを持って戦った時代(WW2)」が気になって、ビルの言った「英国は醜くなった」というのが、なんか“理由”として納得できたような・・・気がします。


ビルの狙撃理由は、パンフによると“復讐”だそうですが、狙撃後の涙が印象的で、なんか納得できません。私はパンフに書いてあっても自分の解釈優先で否定します^^;)
狙撃理由ですが、先に書いた「保身では?」の他に、サーカスへの復帰を条件にジョージと取引したのではとも考えました。
原作ではそうでも、監督は別の意味で狙撃シーンを撮影したのではとか思ってます。
『ぼくのエリ』のときも、後で原作を読んだらホラー小説だったので驚いたし、映画のラストシーンが意味深でした。なので、今回もそんな感じじゃないかなって
ついでに書くと、『モールス』は原作に忠実なのかと思ったら、そーでもなくがっかりでした。

私の場合、深読というより妄想かな^^;

ついでに書くと、もしも車中に蜂がいたら、ジムは黙って素手で握りつぶすと思う。



原題 TINKER TAILOR SOLDIER SPY
監督 トーマス・アルフレッドソン  
製作年 2011年
製作国 イギリス・フランス・ドイツ
配給 ギャガ
上映時間 128分
by k-mia-f | 2012-07-19 21:25 | 映画