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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

2012年 02月 19日 ( 2 )

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作・演出/三谷幸喜
出演/西村雅彦(事故にあった少年の搬送先の医師)
     近藤芳正(事故にあった少年の父親)

この父親を思い出す映画を観て、今更だけど書いておこうかなって思いました。


【パルコ劇場公式HPより】
今回のテーマは「倫理」です。それぞれがそれぞれの立場で「正しい」選択をしなければならない。しかし、それは一方から見れば、「やってはいけないこと」であったりします。例えば、職業であったり、あるいは宗教や、家の家訓、国のイデオロギーの違いでも起こりうること。しかし、時と場合によっては、その「倫理」を越えたところで、行動しなければならないこともあるかもしれません。三谷幸喜が描く二人の男性がそれぞれの「倫理」、つまり「立場」からぶつかり、葛藤する男二人が言葉でぶつかる会話劇です。


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最初に、ここに書く台詞は正確ではありません。パンフ未見なので的外れな点もあるかも。

今回は粗筋や上記のテーマ、世間の評判も調べずに観劇しました(苦労して確保したチケットなのに、すっかり忘れてたんです)。
二人芝居ということとタイトルから、90分のガチ勝負舞台なんだろうなぐらいの想像で会場入り。
セットはシンプル。
机と椅子とカーテン(診察室をイメージしてください)。
音楽はなし、最近流行の(?)凝った観劇マナーのお願い等もなし。
開演して最初にスクリーンにタイトル表示、次に「実際の事件を元にしてますが、特定の団体・・・」とお断りの表示されました。映画みたい。この時点では配役等全く知らないので「実際の事件って何だろう??」と思ってました。
先に舞台に登場するのは電話中の西村さん。何やら建売住宅(?)の話のよう。この時点では白衣を着ていなかったので、医者とはわかりませんでした。その後、近藤さんが登場し、西村さんが白衣を着て、この辺りでやっと「医者の患者のお芝居なんだな」と。
先に進むにつれ「もしや、事件ていうのはあの宗教・・?」と思ったあたりできました、近藤さんの台詞「手術に反対なのではなく、輸血なしで手術をお願いしたいんです」

「事件」というのは、交通事故にあった小学生が「エホバの証人」信者の両親が輸血拒否をしたことにより亡くなった・・・という事件(かなり大雑把な説明です)。
タイトルの「90分」の意味は、お芝居の中の少年が手術を待てる猶予時間・・・というか父親を説得する時間。同意書に父親がサインをしないため、手術の準備はできているのに手術ができないのです。西村さんは病院の整形外科の副部長、セットは副部長室、医師は同意書のサインを求め父親を説得しようとします。

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お芝居では輸血拒否の理由を「宗教」から「土着信仰」へ変更しています(観劇後に読んだブログ等で「宗教上の理由」と書いてる方を多く見かけましたが、私はちょっと意味合いが違ってくると思います)。

舞台前方中央に、上から水が滴りおちています。限られた時間を表す砂時計と解釈して観劇していましたが、途中で少年の命を表していることに気付き(両方もしくは他の意味もあるのかもしれませんが)、透明の水が赤い血液に思えて不気味に感じました。

当日チラリと「面白いとか面白くないじゃなくて嫌な気分」と書きました。現在も「嫌な気分」というのは変わりありませんが、「面白い」舞台でした。面白いのに何故嫌なんだろう??
「笑いが起きたこと」に対して不愉快と書きましたが、この事が理由ではない気がしてきたことや、他の方が書いてるような「輸血拒否事件」を題材にしていることに対してや、少年の命を軽視した不謹慎な内容とも思っていません(フィクションですから)。
ブログ巡りで尚更わからなくなってきました。

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医師は輸血が許されない理由を訊ね、その価値観を頭から否定するのではなく、別の見方を教えます。二人のどちらに共感できるかといったら医師ですが、父親の言い分に尤もと感じる点もあり、この「尤もと感じる点」を医師がどう説得するのか、前半までは二人の論戦を心の中で頷きながら聴いていました。
肝心の理由ですが、
輸血が許されない理由ですが、大雑把に説明すると死後に生まれ変わることができなくなるから。父親にとって「現在の親子関係である“生物”としての死」より「生まれ変わることによって続く“信仰”の生」が大事なんです(う、うまく説明できない)。

“嫌な気分”を感じたのは後半、父親が「輸血には同意する、しかし同意書にはサインはしない。あくまで病院側が勝手にしたことにしてくれ」と言い出した辺り。術後に訴えるという父親の言動に客席から笑いが起こりましたが、私は呆れてしまって笑えなかったのです。これが”嫌な気分”の原因がなと最初は思いましたが、現在はそう思いません。ここで二人の立場が逆転して、父親が医師を説得する側にまわるんですが、この流れは面白いと感じました。「何でこうなるんだ?」という医師の呟きは、重いテーマで場面転換のない90分の折り返し地点でちょっと息抜き。
何がそんなに嫌だったのか?? この辺りから論戦がつまらなくなった気がします。
父親は同じ内容を繰り返すだけで、流行の(?)モンスターになっていました。
少年は刻々と危険な状態となっていくなか、二人の会話は論戦というより喧嘩になってきました。信仰とか、親子愛とか、信念とか、義務とか、権利とか、あと何だ?? そんなのどーでもよくて、意地の張り合い。
最後は命がギリギリのところで医師の方が折れて、サイン無しで手術をすることになりました。最後に父親が「あと3秒遅かったら、サインしていました。3秒親としての愛情が負けたことを悔やむことになる」とくる。
ラストが決まったけど、中間を考える時間がなくて投槍になった感じ。


三谷さんは次から次へと面白いアイデアが浮かび、早くださないと頭の中が一杯になって破裂寸前になってしまうんでしょうか?命を危険にさらすようなら仕方ないけれど、そうでなければ、生誕50周年を記念して何作も書くより、記念に残る1作を書いた方がよかったのでは?私は『ペッジ・パードン』と『90ミニッツ』のみですが、両作品とも”締め切り間際のやっつけ仕事”を感じます(『ペッジ・・』は2回遠征して大笑いしたお芝居ですが)。
『ペッジ・・』は3.11後に喜劇に方向転換しているので途中無理がでてきたのかなと。時間の余裕もなかっただろし。三谷さんの気持ちもわかるので、浅野さんのコント女装で笑いをとるのは反則技じゃないかとか、いくらなんでも大泉さんの嫉妬の理由があれだけかいとかあっても、大笑いしたし大目に見ましたが(お前は何様かって感じですが)、今回はちちょっとなぁ・・・ホントにこれで満足ですかと聞きたい気分。

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先に申し上げておきますが、感想の批判をするつもりはありません。感じ方は人それぞれですから「そっかなぁ、私はこう思うんだけどな」という軽い感じで。

母親が病院に駆けつけず、自宅から電話で父親に指示することや、他の病院を探すことに「そんな母親はいない!」と感じた方は、人の出入りが多い交通の便がいい首都圏にお住まいの方かなって思います。
少年は自宅の住所がわかるものを身に着けていたのですぐに母親に連絡がとれ、母親から父親へ連絡。事故の発生時間から病院での説得までの時間を考えて、交通の便が悪い地域の自宅に母親が残っているのは十分ありえます。今回は“普通”の田舎ではなく“よっぽどの”田舎だから尚更。

少年が事故に遭ったのは、朝食のおにぎりをホテルから出たときです。少年には初めてのコンビニです。そして、少年がホテルに泊まっていた理由は、父親が同窓会で上京(東京だったかあやふやだけど)するのに一緒についてきたから。少年は自宅の住所がわかるものを身に着けていたのですぐに母親に連絡がとれ、母親から父親へ連絡。交通の便が悪い"普通”に田舎からでも直ぐに駆けつけることは難しい
今時コンビニを見たことが無いくらい(“普通”の田舎なら車で街へでる)、こんな理由でもない限り上京する費用・移動時間がない(“普通”の田舎なら親子3人の家族旅行では?父親が同窓会にでている間は母子で観光とかさ)、よっぽどの田舎から駆けつけるなんて無理!電話の様子から狂信的なイメージを受けたし“あーいえばこーいう”なところは呆れつつ面白いと感じましたが、最後は可哀想に思えてきました。

父親が息子の命が助かったこと(助かるはず)を喜ばない点にも納得できます(ここまでの過程が嫌だけど)。子供の頃に刷り込まれた価値観を変えるのは難しいです。自分が間違っていると感じても変えられないことって誰でも何かしらあるんじゃないでしょうか?私はありますけど・・・少数派なのかな?一度は親子で生きることを諦めたのに、うらまれても親子で生きることを選択しただけで父親の愛情を感じます。いい言葉がみつからないのですが、喜びと不安が半々ってとこでしょうか?



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結局「何がいいたいんだ??」になってしまった.。

感激後に協賛の岩塚製菓さまより御土産をいただきました♪
新商品の塩キャラメル味・・・こちらも「今頃塩キャラメル?」という気もしますが、美味しくいただきました♪
by k-mia-f | 2012-02-19 21:33 | 演劇

ゆきゆき

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本日も図書館へ(ここしか行くとこないのかと思われてそうだ)

そろそろ溶けてくれないかなぁ・・・・
除雪山が邪魔で見通し悪いんだ。通勤時の小学生に”どきどき”

それでも、新しい雪に“うきうき”
足跡つけたい・・・


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駐車場の半分が雪置場になっているので、停めるのも一苦労。
かといって、車がないとすっごい不便。

市役所(白山)~新潟駅までBRTを通すそうですが、この区間は現在もバスが多いので、どれだけ違いがあるのがわからないんですが・・・
利用者は、現在バスを利用している方達だけだと思います。
ついでに、この区間にできる新しくできる乗場(近くにバス停もありますが)から、病院・図書館・ビッグスワン等、県外の方やお年寄りや子供も多く利用する施設へ行くのは今までどおりだし。

新潟駅までの公共交通機関が、自家用車の倍以上の時間がかかり、一人当たり往復料金が駐車場代と大差ないバスだけの私は利用する機会はない。

白山駅(市役所前)又は新潟駅までの車以外の公共交通機関を何とかしてほしい。
by k-mia-f | 2012-02-19 17:57 | 日常雑感