人気ブログランキング |

ブログトップ

ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

b0125384_21505743.jpg
りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ第七弾 

作/W.シェイクスピア
翻訳/松岡和子
構成・演出/栗田芳宏

出演/
柄谷 吾史(ペリクリーズ)
田上 真里奈、西村 大輔、
山賀 晴代、荒井 和真
永宝 千晶、星野 哲也
岡崎 加奈、大家 貴志
栗田 芳宏(ガワー他)




正直、シリーズ中、初のがっかり作品でした。
37作品、全て同じスタイルで通すのは無理があると思いますが、今回はコンセプトから外れているように感じました。
会場でのアンケートにも書きましたが 「KURITAカンパニー」の公演なら“満足”だけど、「りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピア」の公演では“不満”です。アンケートの満足度4段階中下か2番目なのは平均値。

だけど、ブログの感想を読むと概ね好評のようで、「私が不満に思った点」が“良い”という感想ばかり、私が少数派のひねくれ者のようです。

**********

会場入りして目を疑ったのは鏡板を隠す様に張られた地中海近辺の地図(ペリクリーズが旅した土地の地図)。同じ幕が地謡座にもはられていて、美しい能舞台が無残な姿になってしまいました。「和」の空間で「和」を否定しているように感じました。これなら揚幕も隠しちゃえばいいのに。ペリクリーズが切戸口から退場するのを隠す以外の目的は何でしょう?
後座と地歌座には楽師がずらり。「船上の宴」にはぴったりな気がします。
こんなこと思うのは、私が「能舞台」が好だからでしょうかね。
重箱の隅の話ですが、松と竹を隠しておいて会場で渡されたパンフに竹が描かれているのも気に入りません。それと、能舞台は正面と脇正面で印象ががらりと違うものですが、今回は大差ないように感じたので1回だけにしました。

私は時広さんの衣装が好きだったので、担当が代わったことも気掛かりでしたが、“思っていた心配”はなかったので“ほっ”としました。
でも、時広さんの衣装は「和」が入っていても無国籍な雰囲気を感じましたが、今回は中国風(西遊記の頃)に感じて好きではありません。
ペリクリーズとタイーサのダンスの場面では、中国人が北アフリカでフラメンコを踊っいるように感じました。


演出で好きなのは、栗田さんの役の切替。
正面と脇正面に並べられていた6個のコーン型の“物”がが何なのか不思議に思ってましたが、中に被り物が隠されてました。王冠などの役に合わせた被り物。栗田さんはガワーの他に6役を演じますが、衣装はそのままで被り物だけ変わります。
崩した“コーン型の物”は手紙等に使われたので、落語の手拭いみたいだなと思いました。私が「和」を感じたのはこれくらいかも。

**********

応援する気持ちに変わりはないので次回作も観にいくと思いまが、この系統が続くのは個人的に嫌だなぁ・・・。

拍手はしましたが、あまり心がこもってません。一応って感じの疲れない程度です。
(6月の四季ヴェニスには拍手なしです)

明日から東京公演。
個人的には好きな演出ではなかったけど(しつこいですが)
好評だと嬉しいです。なんか矛盾してるけど。
by k-mia-f | 2011-09-21 22:08 | 演劇

b0125384_7124213.jpg

構成・演出/鴨下信一
出演/白石加代子



第93話 お文の影
第94話 ばんば憑き





宮部みゆきさんの新作2本立て。
原作未読(とういうか宮部作品は1作も読んでいませんが)で鑑賞。

いや~ 面白かった!

老若男女を演じ分け、一人で舞台で2時間。
小道具、効果音は最小限。
江戸怪談というと“播州皿屋敷”くらいしか思いつかないのですが(先月のガレッソ寄席での落語も頭に残ってるし)、「怖い」というより「哀しい」イメージ。

そして、イメージ通りの作品でした。


とくに『ばんば憑き』は凄かった!
物語の世界へ、宿の一室へ引き込まれます。
若旦那と一緒に生唾ゴクリ。



このシリーズは2回目。

朗読会のイメージでピンとこなかったんだけど、
もっと早くに気付いていれあなぁと思う。
もう何話も残ってないもの。
by k-mia-f | 2011-09-21 07:13 | 演劇