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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

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予告しておいたのに、ほったらかしでスミマセン。

『寿式三番叟』は能楽の『翁』が元。
能楽では『翁』の最中は途中入場ができまん。
『翁』は特別な曲なのです。
私が『翁』を観たのは昨年の国立能楽堂25周年記念公演の初日。

文楽の『寿式三番叟』も同様に特別な演目です。
国立文楽劇場25周年記念を祝しての公演です。

幕が開いてびっくり、舞台後方に大夫と三味線がずらりと並んでいます。
襲名披露でも感じたのですが、人形サイズのセットの前に人間がずらりと並んでると不思議な感じです。

文楽の翁」もちゃんと面をつけるのです。
つまり”白色尉の首”ではなく”孔明(首)に白色尉の面をつける”のです。

二人の三番叟は対照的。
怠け者と働き者。
要領のいい者と悪い者。

一生懸命種蒔きしてクタクタ、扇でパタパタ、袖で汗をフキフキの三番叟1号。
三番叟2号に注意され、ヤケクソ気味に踊る三番叟1号。
そして・・・・1号に見えないところで休憩する2号^^;

一番驚いたのが、途中入場が可能なところ。
文楽ってゆるい・・・

そうそう、三番叟は黒と黄色の縞模様に日の丸印なんです。
千之丞さんに似合いそうだと思うのですが^^ 
(これが言いたかったんだ)

1部は盛りだくさんでした~~
惨殺の場で喜ぶのは危ない人みたいだが、手足がとぶのが面白い(伊勢音頭恋寝刃)
安珍一筋で蛇女になったガブ・清姫とか(日高川入相花王)

1部が楽しすぎて、2部が思い出せない^^;

**********

そうそう、プライムクラシックもとても楽しかったです(ほんっとに今頃な話なんだけど^^;)

仕事帰りに映画を観にいくのと同じくらい気軽なところが気に入っていて、毎回楽しみにしています。
前回のピアノのお二人がっとても楽しそうに演奏されていて、お話もとても楽しかったので、今回もそんな雰囲気を期待していたのですが、ちょっとお話は苦手みたいです。
お二人とも若いので慣れていないのかもしれません。

私の席からは演奏しているピアニストが見えなかったけど、ヴァイオリンは・・・女性に対してこういう言いかたは失礼な気もしますが、凛々しい演奏でした。
あ、でも、演奏が終わってニコッとすると可愛らしいお嬢さんです^^
終演後、パンフレットにサインをしていただいたときも笑顔が素敵でした^^

後半、フランクのバイオリンソナタで楽章間で拍手が起き、私も釣られそうになって手を上げてしまいました。
手を上げたところでハッと気付き、その上げた手をどうしようと、照れ隠しで手を組んでブ~ラブラ^^;
素敵な演奏だったので、CDの売行も好調の様子(私は買えなかったけど びんぼぼで^^;)
by k-mia-f | 2009-06-29 22:40 | 備忘録

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原作/ 四世 鶴屋南北
脚本 /長塚圭史
演出 /串田和美
出演 /白井晃(セルゲイ=清玄)、中村観三郎(ゴンザレス=権助)、
大竹しのぶ(マリア=桜姫・墓守)、笹野高史(墓守他)、
古田新太(ココージオ=残月)、秋山菜津子(イヴァ=長浦)、
佐藤誓(イルモ=入間悪五郎) ほか


映画やお芝居の劇評を先に読むほうではないのですが(他人のの目で観る感じで勿体無い)、今回は大奮発だし、日程後半の観劇なので気になってしまい、ブログ巡りをしたら全部が厳しい評価(泣)

「歌舞伎を知らない人には難しい」というのが共通していたので、観劇日まで2週間あるしと図書館で資料を借りてきました。
借りてきたんだけど・・・・ 
体調不良と忙しいので読めなくて、返却日(観劇前日)の退社後に閉館時間ギリギリまで飛ばし読み。
職場でコピーした粗筋と登場人物一覧をを当日の高速バス内で読みました。
ハリウッド大作のエンドロールみたいに”だらだら”したエピローグは好みではないけれど、予習の効果がなのか、期待していなかったからなのか、3時間飽きずに楽しめました。

舞台の感想なんて人それぞれですから、どんなに評判がよくても受け付けない人はいるものですし、その逆もありますが、偶然に全否定の方だけ読んじゃったってことなんでしょうかねぇ?それとも途中でお直しが入ったのかしら?
正直、”ぼろくそ”に言われる理由がわからない。


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今回は特設舞台で、舞台を囲むように客席があります。
最初は舞台上両横にある客席が途中から舞台後方へ移動します。
”りゅーとぴあ”のPブロック、サントリーホール(行った事ないけど(憧))のPブロックみたい。
天井には大きな白布。”ピン”と張った状態でなく、”ゆったり”してるのるのがコンサートホールの天井のようにも見えました。

舞台は縦長。床は緑とピンクで桜餅色、一見大掛かりなセットはなし。
小道具に大きな字架が床に置いてあり置いてあります(セルゲイ=清玄が背負います)。
何度も場が変わりますが、小道具をかえることで表現。床や背景は変わりません。
その場に合わせて、ベッドやだの、トラックだのが登場。川の流れや魚も役者さんが表現。

**********

文楽は幕が開き、口上があり、お芝居がはじまって、終ると幕が引かれます。
綺麗なセットも観劇の楽しみの一つで、休憩時間に幕の向こうの慌しい雰囲気に次はどんなのかなって期待します。歌舞伎もこんな感じじゃないでしょうか?

今回は幕はなし、客電も落ちない、客席は騒々しい、そんな状態でオープニング。墓守コンビ(笹野さんと大竹さん)が舞台に登場し”心中遺体”を焼いているとセルゲイ(清玄)が現れます。ここは「口上」でセルゲイが十字架を背負い可動式客席が動き出して「開幕」で、「口上」で墓守だった大竹さんが、世間知らずのお嬢様(マリア=桜姫)へ。

これも勝手な想像ですが、
歌舞伎ファンの中にはこういうのが馴染めなかったのでは?
原作を知らない人は最初から混乱して物語りについていけなくなったのでは?
文楽の華やかな舞台と狂言の何もない舞台の両方が好きで、一応粗筋を知っている私は楽しめたのでは?
(なんちゃて、都内の公演は目の肥えた方が多そうなきがしますが・・・機会が多くて羨ましいです)


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「歌舞伎を知らない人には難しい」といのは納得です。
鑑賞経験は不要だけど(あれば尚楽しめるが)、粗筋・人間関係はあらかじめ頭にいれておいた方が絶対にいいと思います。
原作が”ぶっとんでる”ので、これも”ぶっとんでる”展開。コロコロ場が変わるのについていけないかも?


文楽・歌舞伎って大抵”ぶっとんだ”物語な気がしますが^^
文楽公演の前にはパンフレットや文楽ガイドで粗筋人や間関係を調べます。仇と思っていたら肉親だとか、これは仮の姿で本当は・・・とか、ややこしい設定が多いので^^;


話を戻して、”ぶっとんでる”物語で、登場人物が多く(笹野さんは8役)、場が変わっても背景は同じだし(早いし多いし)、時間も進んでるのか戻ってりるのか、原作を知らないと置いてけぼりになってたかもしれません。
置いてけぼりで3時間は辛いかな。

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前に書きましたが、舞台の両側と舞台上の両脇にも客席があり、舞台上の客席は途中で舞台後方に移動します。大掛かりなセットというとこれくらいです。移動するとコンサートホールのように見えると書きましたが、少し能舞台にもにています。

能舞台の鏡板の上に客席があるような感じで、鏡板部分から出入りがあります。(つ、つうじるだろうか)
これが崖の下(下層)を上から見下ろしてるみたいに感じました。
私は「能楽堂シェイクスピアシリーズ(RNS)」のファンで、シンプルな舞台に華やかな衣装、正面と脇正面で違う演出のように感じるところが気に入ってます。

今回はRNSと似ている部分がありますが、横側(脇正面部分)で観たいと思いませんでした。
RNSと違って「横側」は横側でしかないと、正面より見えにくい席でしかないと。
実際は違うのかもしれませんが・・・・
客いじりも多かったし、私が想像できない楽しいところがあったかもしれません。

床下から”もぐらたたき”みたいに出入りするのが面白いと思いました。

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テーマは人間の「二面性」
明と暗、善と悪 みたいな。



ほかには・・・・

夢と現実、生と死・・・ あと何だろう?

結末は歌舞伎とかなり違います。
私は歌舞伎よりこっちの結末が好みです。
by k-mia-f | 2009-06-29 21:01 | 演劇