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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

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原作 スーザン・ヒル
脚色 スティーブン・マラトレット
演出 ロビン・ハーフォード
出演 上川隆也(俳優)、 斉藤晴彦(キップス)


この作品は新潟公演があったので、当初地元観劇のつもりでいましたが日程が合わなくて、それでも二人芝居であること・何度も再演されてりいるということは人気がある(出来がいい)作品ではと思って遠征観劇しました。結果は「りゅーとぴあ」より「パルコ」で観劇できてよかったです。小さい舞台の方が雰囲気があってると思います。
劇場セットの古い蜘蛛の巣だらけの柱がホラーっぽい。
今日が最終日だからネタばれしてもOKだよね。

舞台には手記(ホントはまだ手記とはわからないけど)を小さい声で朗読するキップス一人だけ、”俳優”の登場をまっていたら後ろからダメ出しの声が・・・ 私は3列目だったので後方をみると”俳優”ダメだしを続けながら舞台へ。舞台に上がらず下(客席最前列)からダメ出しを続けます。
キップスの手記は、若い頃の恐ろしい体験を家族に告白するためのもの。その手助けを”俳優”に依頼します。俳優は読むだけで5時間かかる手記を芝居にしたのです(朗読5時間は話すほうも聞く方も辛いです)。
この作品は”俳優”が若い頃のキップス、キップスが”若いキップスが出合った人々”を演じる劇中劇なのです。
上川さんは”俳優”と”芝居の役のキップス”の2役ですが
斉藤さんは”キップス本人”と”キップスの出合った6名”の7役です。
書くとややこしいけど、観るとそーでもないです。そーでもないというより大変わかりやすいお芝居でした。
3列目の通路側で舞台に見入っていいたら、隣に何故か人の気配、本気で驚きました。
だって、二人芝居でしょ、キャストも二人の名前しか書いてないしし。
誰だ~~ ってドキドキ。
そして、彼女の姿が”俳優”しかみえなかったことから正体がピンときた。
わかりやすいお芝居です。先も読めるし。でも、それが残念というわけでなく、先が読めるミステリー映画のようにつまらないわけでないです。
あの・・・ボキャ貧で申し訳ないのですが、同じ種類の狂言を観ていると、初めての曲でも「次くるぞ、くるぞ~」って楽しみになるのに近いです^^;;;
(大名狂言の相撲で、新しくやとう使用人の数をきめる太郎冠者とのやりとりとか)
そう、舞台の小道具も狂言っぽいです。素人の手記の「芝居」ですから、大したセットは用意できません。1つの小道具がテーブルになったり、書類入れになったり、ベッドになったり、馬車になったり・・・ 姿の見えない子犬も登場。
”見えない子犬”と”見えちゃいけない彼女”もカーテンコールに登場。

原作では20人近い登場人物のところを、二人芝居に脚色したのはお見事。
原作を読んでみたくなりました。
by k-mia-f | 2008-08-31 21:00 | 演劇