人気ブログランキング |

ブログトップ

ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

「万作を観る会」喜寿記念公演@国立能楽堂(10/19)②

『船弁慶』  重キ前後之替・船中之語・船歌・早装束

子方   観世三郎太(義経)
前シテ 観世清和(静)
後シテ 観世銕之丞(知盛の霊)
ワキ   宝生閑(弁慶)
アイ   野村万作(船頭)

『船弁慶』は登場人物も多く、装束が華やか、アイの見せ場もあるので観てみたいと思っていた曲です。豪華な出演者出の初・船弁慶となりました♪
能の詞章を理解したいと思うのですが、難しいです。そんな私でもアイが活躍する曲は台詞が聞きとれる部分が多いので楽しめます(情けない^^;)

前半は頼朝に追われる身となった義経と静御前の別れ、アイの見せ場を挟み、後半は大荒れの海上での知盛の霊との戦い。「一粒出二度おいしい♪」という感じの雰囲気が大きく変わる初心者でも飽きない曲です。
「早装束」というのは、揚幕の奥に戻った船頭が、入ったと思ったらすぐに頭巾をかぶり、船の作り物をもって再登場。幕に入るのも小走りで、「あ、入った。あ。でた」という感じ「あっ」という間です。静の舞にぼ~っとなった人は見逃しそうです。

平家の怨霊があらわれる怪しげな雰囲気、大荒れの海と空をアイが表現します。長台詞だし、小道具は竿だけ、前後をうまくつながなきゃいけないし大役です。
私は脇正面席だったので、アイの見せ場がよく観えましたが、どちらかというと後方の席だったので時々オペラグラスのお世話になりました。
能の豪華な装束を楽しむにはオペラグラスは便利ですが、後シテの激しい動きではオペラグラスは邪魔です。後シテがかっこいい~~~ 私は女性より男性(霊だけど)の舞がすきです。動きが大きいから^^; 超初心者です^^;

見せ場の多い曲ですが、今回は「狂言の会」ということで能より狂言が好きな方が多かったからなのか(私もその一人)、詞章付のパンフがなかったからなのか、見所でも船にのってるひとがチラホラ^^; 能楽堂主催公演だと字幕がでるのですが(コレは好きじゃないけど)、今回それもないし^^; 私は現代語訳で舞台の流れを予習したことと、全く同じではないけれど詞章のコピーを持参していたので、陸ですわっておりました。
能より狂言の方がすきですが、能には興味がありますし、詞章や型も理解できるようになりたいと思います。実際は詞章をチラ見しながら、ついていくのが必死の状態ですが。
そんな私の斜め前の女性、涙をふきながら静の”別れの舞”を観ているのを見て羨ましく感じました。(謡をきいて涙したのかな?どっちにしても羨ましいというか、憧れちゃうなぁ・・)


b0125384_21234062.jpg

25周年記念公演は9月の「唐相撲」で終了したと思っていたのですが、12月10日まで続くようです。飾りつけされた能楽堂をご覧になってないかたはまだ間に合いますよ。
by k-mia-f | 2008-10-24 23:21 | 能楽