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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

『SISTERS』@りゅーとぴあ(8/14,8/16) 緑字追記

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作・演出
長塚圭史

出演
松たか子(尾崎馨) 鈴木杏(神城美鳥) 
田中哲司(尾崎信助) 中村まこと(三田村優治)
梅沢昌代(真田稔子) 吉田綱太郎(神城礼二)


「美鳥」という役名と、チラシ等の写真から「オカメインコ」みたいと思ってました。
上の写真の黄色とピンクの部分が「オカメインコのほっぺ」みたいに見えたのです。
お芝居が始まってからは「オカメじゃないくて、オウム(大型)だなな」と感じました。
後半の見せ場で馨が自分たち(親の虐待をうけた子供)を「小鳥」と表現していましたが、私は「オオム」と「思っちゃった」あとなので、もう「セキセイインコ(小鳥)」とういうのはピンとこなくて、だから、また演出家の意図していたことはみえてない気もしますが(『わが魂・・』の連赤みたいに)私なりに感想を書いてみようと思います。ボキャ貧ですが。
つまり、あまり参考にはなりません・・・・ 

【美鳥】
鳥類に詳しいわけでなく、連想した鳥を飼育している人をしっているわけではないので、性格・大きさ・生息地等々 勝手なイメージなのですが、彼女の衣装や髪型から、色鮮やかな羽と長い尾羽、人間観察(物真似)が得意でよく喋るおおきな口ばし。人の指にのせられる「セキセイインコ」の重量ではなく、人の腕をつかむ大きな足をもつ、両手でかかえなかや持ち上げられない、南国のジャングルが本来の生息地の「大型インコ(大雑把ですみません)」
こういう鳥を飼育するのは憧れるけど、実際に飼育するとなると大変そう。幼鳥のころはまだいいかもしれないけど、成鳥になったら扱いに困るというか「やっぱり、やめとけばよかった」と後悔しそう。飼い主は「今更捨てるわけにもいかないし」という思いと「他の人に譲ろうか、まだ成鳥まで育ってないし。新しい飼い主にもなつくだろう」なんて迷ってる気がします。
それが美鳥の父・礼二の「街へいけ」なのかなと。

【部屋のヒビ割れ】
馨にとって、右側が「封印した記憶」、ヒビは「越えたい一線」 左側が「美しい世界」
ベッドの後ろの窓の汚れが人の手形に見えて、外にでたいのに出られない感じがします。お風呂にほした白い洗濯物は夫・信介の職業(シェフ)と洗濯バサミでとめてあるから飛ばされない(頼れそう)、洗えば落ちる汚れ、「光に満ちたお風呂場」は部屋の一部であるお風呂場(外にはでれない)がトンネルの外みたいに感じて、う~~ 暗闇からぬけられる気がしまいた。
美鳥にとって、右側が「美しい世界」、ヒビは「越えられない・越える気がない一線」、左側が「封印したい記憶」 左側には礼二の仕事場(外の世界)があるから。美鳥のもっっていた彼岸花の花言葉は「悲しい思い出」と「あなた一人を想う」 馨と美鳥みたいだと。 
花言葉として「悲しい思い出」しか紹介してないとこも多いのみたいなんですが・・・(間違ってたらどうしよう・・・少し不安)
(8/18追記)
花言葉はあとでネットで検索して知りました。なので、コレは後付です。


美鳥が礼二に対して「捨てないから」というのは「捨てないで」にきこえる。
「摘むような花じゃない」「街へいけ」というのが自分が捨てられたような気がする。自分たちの関係(近親相姦)を隠さなければいけないことや、進まない仕事(児童小説)、美鳥の将来等で悩む姿から「捨てられう」ような気がして不安。その不安は自分が娘から妻になって、子供を生んで新しくやりなおせば解決するんじゃないかと思ってたんじゃないかな。妊娠するようように薬をのむのを止めて。「自分は母親とは違う」という美鳥からそんなことを感じました。うん、でも、現在が正常でないのはわかってるから、本当に妊娠してから怖くなってきたんだろうと思う。

【馨】
馨は父親を殺したのではないかと思ったり、思わなかったり、気持ちがぐるぐるしてます。
職場で同じ仕事をしていても「我慢の限界線」が違うのは、扶養家族がいる・いないで違うというか、退職しない理由で「自分一人だったらなんとかなるけど、子供がいると・・・」て思い切れない理由を家族のせいにするというか・・・
馨は妹と守ることを「自分が汚れるのを我慢する」理由にしてたから、妹が自分が止めるのも聞かず父親の部屋へ入ったから、我慢する理由がなくなったというかなんというか・・・ 
そうすると、妹の死は?・・・ 妹も父親と一緒に馨が殺したなんて思ったり、思わなかったり・・・
馨がコンパクトをみて倒れたのは、鏡に映った顔が殺人者の顔だったから・・・
あの、妹のために我慢してたけど、我慢してると思ってたけど、妹と父親の関係で、別の気持ちに気付いたというか・・・妹のほうが愛されてるという「嫉妬」とか・・・・
それが美鳥の回想世界で優治を刺したことにつながるんじゃないかと・・・
信助への二つのお願いの一つにつながるんじゃないかと・・・自分を愛してくれる人がいると・・・
ラストで「帰ろう」にもつながるんじゃないかと・・・
(追記)
あの・・・馨やあーゆーのが好きな質なんじゃないかと。妹と父親の関係がはじまてから気づいたんじゃないかということです


【水底】
ラストの水底にいる雰囲気は、映画「ピアノレッスン」を連想。映画のストーリーでなく「ピアノ心中」のシーンのみです、念のため。
海にピアノを捨てることを承知したのに、いざというとき自ら一緒に海へ落ちる。
自ら一緒に海におちたのに生きたいと思う。
海底に眠るピアノと過去のエイダが美しい画でした。
銀の新しい指、新しいピアノ、とりもどした言葉。
馨も過去の自分は水底にすてて、信助の手をとればいい。
ホテルについたときみたいに、手をはなさなければいい。
私は馨は大丈夫だと思う、そう思いたいだけかもしれないけど。
(追記)
馨の衣装や、ピアノで始まるところとか、最近購入したマイケルナイマンのベストを聴いてるからかもイメージしやすかったのかも。実は、ベストアルバムを購入する前は「ピアノレッスン」のサントラをよくながしてました。



これが、私の解釈です。

8/14は10列目正面、『道元』ほどではないかど前列が大柄な方で、いつ彼岸花が流れでてきたのかわからない、美鳥と礼二がどうなったのかみえない(泣)
でも、全員の台詞がききとりやすくて『道元』のほうな不満はなかったんだけど(しつこい?)、もう一回観にいきました。前回は見えなかった床のヒビとか、1日おいた2回目の観劇だったので、記憶がはっきりしてるから観ながらどんどん先を考える余裕があって、いろんなこと考えすぎたのか、馨が倒れたあたりから心臓どきどきする感じで、鬱々した気分が続いていたせいなのかもだけど、胃が痛いのかお腹が痛いのか、どこが痛いのわかんないけど痛くなって、疲れました。胃をおさえるとお腹っぽく、お腹をおさえると胃っぽい。
疲れたけど、やっぱ地元公演はらくでいいです。6時過ぎにフラフラっとでて、22時前にはフラフラっと帰ってこれる。
by k-mia-f | 2008-08-17 20:46 | 演劇