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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

『ある愛の風景』 ~泣き崩れる強い男~

昨日『わが魂・・』のパンフの対談を読んで思い出した。

ミカエルは妻と二人の娘と暮らす将校で、戦禍のアフガニスタンに派遣されることになりました。しばらくして家族の元に戦死の知らせがきます。葬儀は終わっても立ち直れなった家族も、ミカエルの弟ヤニックの助けもあり、徐々に普段の生活を取り戻していきます。そんな時に、ミカエルの戦死は間違いだったことがわかりました。
しかし、戻ってきたミカエルは別人のよう。
原因はアフガニスタンの捕虜生活での「選択」。
ミカエルは優等生の兄で、捕虜生活でもそれは変わらず、一緒に監禁されていた仲間を励まし続けます。しかし、自分が生きるためには彼を殺さなくてはいけない状況になりました。
捕虜になってからここまで、じわじわと恐いです。

優しく頼りがいのある夫・父親だったミカエルは、些細な事に苛立ち、娘たちも怯えている。
今まで家族から浮いていたヤニックに、自分の役目を奪われた感じ。
(ミカエルが刑務所から出所したヤニックを迎えにいくところから始まりる)
家中の物を壊し、駆けつけた警察に抵抗、逮捕。
どんどん悪い方向へいくので、最後はどうなるんだろうと、はらはらとした思いでみていたら、最後に救いがありました。

刑務所のミカエルを妻が訪ねてきます。
「何があったか話してほしい、何も言わないなら二度とこない」
そこで、妻に泣き崩れ、告白が始まります・・・(終)
このシーンまでずっと神経の糸がピンと張った状態でした。

「強い男が泣き崩れる」のを見て、そーいえば同監督の『アフターウェディング』でもそうだったなと思い出しました。余命僅かな資産家が残される妻子の支えを「準備」するという、「死ぬまでにやりたいこと」系の作品ですが、彼の病については隠されていたので、彼の行動の理由がわからにくて物語にひきこまれました。準備が整い、死を待つ状態にって泣き崩れるシーンが強く印象に残っています。「人間の強さ」と「人間の弱さ」を感じる2作品でした。
新作『悲しみが乾くまで』も観たいけど、上映予定なし。

というわけで(?)
今日は予定変更「死ぬ前にしたいこと」系の 『最高の人生のみつけかた』を観てきました。
最近、重いのが続いてたから、まーいいか ってのが感想です。
もっと、はじけてほしかったな。
(追記:せっかくだから、カーターにハチャメチャしてほしかった。カーレースのシーンで期待できるのかなと思ったんだけど)

監督 スザンネ・ビア
『ある愛の風景』(2004/デンマーク 原題:BRODRE)
『アフターウェディング』(2006/デンマーク・スウェーデン 原題:EFTER BRYLLUPPET)
by k-mia-f | 2008-05-27 22:40 | 映画