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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

NINAGAWAマクベス@シアターコクーン

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10/5修正


1980年の初演以降も何度か再演されていますが、舞台に然程興味のない頃でしたので今回が初観劇です。
「伝説の舞台を観る最後の機会かもしれない」という思いから「現在のお財布事情でも4万(交通費等諸経費含む)かけてもいい」と決断しました。
・・・なので、期待が大き過ぎたのかもしれません。


開演前から舞台セットだけで「ホントに仏壇だ~」嬉しくなってしまいました^^♪
(完全に扉が閉まっている状態かと思っていたので、想像と少し違ってましたけどね)
少し体調が悪く、開演までの数分を目をつぶって休んでいて、そろそろかなと目をあけたら横に腰が90度に曲がった老婆の姿が目に入りました。私は1F真中くらいの列の通路側の席でしたが全く気配を感じず、いきなり目の前でお芝居が始っていたことにびっくり。反対側の通路を見ると同様の姿の老婆が舞台に向かっているのが見えました。
一言も発せず、右手に杖を持ち、左手を座席の背に置きながらゆっくり舞台に向かって下りていったので、手を置かれた座席にお座りの方は“びくっ”としていたように見えました。

老婆は3人の魔女の内の2人なのかと思っていたのですが、上手と下手に座り「仏壇セット」の扉を開ける以外は上演中ずっと背中にしょっていたお弁当を食べたり内職のようなことをしていました。2人は「仏壇セット」の外に座っていてスポットライトも当たらず(場面転換の時にクロスしたライトが当たりますが)箸休めみたいにチラッと目を向けると背中にしょっていた(思われる)お握りを食べていたり内職のようなことをしていたり(暇つぶし?)、彼女達は何者だったのか分かりませんが、マクダフの妻子殺害の場で涙を拭いていたことが気になります。
もしかして、パンフに説明があったのかな?
パンフ未購入なのでわかりません。
場面転換は面白かった!

*********

扉が開き、舞台全体を覆う障子の向こうで雷鳴轟く中に3人の魔女の姿がかっこいい!
歌舞伎女形風で、ここから先も期待できると嬉しくなったのですが、ここから先失速していきました^^;

全体的に台詞が聴き取り辛く、メインキャスト以外は叫び過ぎに感じましたし、市村さんとは相性が悪し・・・・期待していた鋼太郎さんのマクダフも何故か響いてこなかった。
田中裕子さんのマクベス夫人は“激しい気性”は感じなかったけど嫌いじゃないです。
夢遊病の場面もヒンヤリした雰囲気で、設定が影響してどうしても『蜘蛛巣城』の山田五十鈴さんと比べてしまうけど(私にとっての最初の『マクベス』で手を洗う場面にゾッとしたのが忘れられないのです)
市村さんの "Tomorrow Speech" は私にはイマイチ。
もっと惨めな感じ、余力が残っていない感じの方が好みです。
あれ?ここまで書いて思ったんですが佐々木蔵之介さんの"Tomorrow Speech"が全く思い出せません^^;
もっと以前の堤真一さんのは思い出せます。
ていうことは、今頃ですが“長塚マクベス”も悪くなかったってことなのかな(マクベス夫人以外は)


何でこんなに響かないんだとうと考えたんですが「世界の蜷川の代表作」を観れて有難いということで、納得いかない(好みでない)配役でもいいと思った私が悪かったのかなって。観劇中に“萬斎マクベス”とか“黒澤マクベス”とか頭にチラついていました。
若手の演出家の作品を観るようになって私の好みが変わってきたのかなぁ・・・
好評の感想を選んで読んだのですが、それでもピンとこないのです。
豪華なセットが主役で役者がセットの引き立て役のように感じたのが残念です。
舞台美術だけなら大満足。

*********

これは演出や役者さんが悪いわけではないのですが、この舞台で何故笑いが起こるのかわjからない(9/27)
マクベスで笑えるところって、私は門番の場面くらいかなぁと思うのですが?
はっきり覚えているのはダンカン殺害後にマクベス夫妻が寝室へ戻る場と、マクダフとの戦いで「女から~」の場でのことで、台詞の意味をご存知でなく言葉通りに受け取って「何から産まれたんだ」という笑いなのかなと思いましたが、それでも可笑しい台詞かなぁ・・・と不思議。
やっぱり受け手の市村さんのせいかなぁ・・・
以前『炎の人』新潟公演でも大きな笑いが起きて「ここはゾッとするところでは??」と理解に苦しみました。
TVでのインタビューや三谷映画のイメージのせいなのか、滑舌がイマイチ^^;なせいなのか・・・隣席の笑い声が邪魔でした。
(同じ舞台を観ても感じ方は人それぞれなので、矛盾しているようですが”笑うな(怒)”と言ってるわけではありません。念のため)
by k-mia-f | 2015-10-04 21:30 | 演劇