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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

『メアリー・ステュアート』@りゅーとぴあ劇場

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作:ダーチャ・マライーニ
演出:マックス・ウェブスター

出演:中谷美紀/メアリー 神野三鈴/エリザベス



6月のパルコは前方の舞台を正面目線で鑑賞できる席で、7月の新潟は最後列に近い中央ブロックで見下ろす席での観劇。
舞台後方に少し前屈みな鏡があるセットで、後方から観ると“飛出す絵本”みたいだなと思いました。

登場人物はメアリーとエリザベス、二人の関係者合わせて5人。、
5人といっても二人芝居なので、メアリーの乳母エリザベス・ケネディを神野さん、エリザベスの侍女ナニーを中谷さんが演じ、女王と従者の会話で物語が進みます※。
コロコロ場が変わるのが、頁めくる度に“メアリー”と“エリザベス”が飛出してくる様に感じたのです。

(※配役)
エリザベス(神野さん)×侍従ナニー 
            後のダドリー夫人レティス・ノールズ(中谷さん)
メアリー(中谷さん)×乳母エリザベス・ケネディ(神野さん)


後方席だと舞台で演じている様子が合わせ鏡のように見えて、二人の女王の生涯が真逆だったことを思います。
衣装はチラシと違って、黒のシンプルなドレスの上に麻布みたなガウンのようなものを羽織った感じ。
舞台のドレスはパルコ劇場の特設サイトの写真でみることができます。


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過去の公演は未見、作者のことも全く存じ上げず^^;
普通の歴史劇と思っていたらフェミニズム演劇でちょっと驚きました。

後半の“豚さんの歌”とか、エリザベスの結婚に対する考え方とか、ちょっと怖かったです。
“豚さんの歌”の豚とはロバート・ダドリーの事です(曲名は私が勝手に付けました)

“豚さんの歌”は、メアリーが夢の中でエリザベスと会見した時の様子なんですが、上から電飾が下りてきて二人がマイクを手にノリノリでダトリーを罵倒して歌う姿に唖然としてしまいました。
このお芝居の結末はどうなるんだと心配しはじめた頃、電飾がなくなり、メアリーの夢オチとわかって“ほっ”としました^^;


パンフレットによりますと、作者は70年代に小説や戯曲で男性視点で書かれた歴史を女性視点で読み直しをはじめたとのこと。(近作は1980年の作品)
このことを知って思い出したのが『W.E』※
エドワード8世の退位のラジオ演説ぐらいしか知らなくて「恋の為に全てを捨てた人」というカッコイイ(?)イメージしかなくて、エドワードと出会うまでのウォリスの人生や恋の為に捨てたことを考えたことなかった気がします。
全てが史実通りに描かれたわけではないと思いつつ、ウォリスに同情した作品です。

※放題『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』
 (2011年/監督マドンナ)

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パンフレットを買うのは控えていたのですが、今回のは購入してよかったです^
ちょっとお高いなと思い迷いましたが、装丁と写真が素敵で(チラシ等の青と赤のドレス)インタビューや作品の背景等も読み応えがありました。
(『禁断の裸体』は文字は多くても知りたいのが無かったので、今回は見本をしっかり確認した)



中谷さんのお芝居、私は『猟銃』以来だったのですが、お上手になっていて嬉しくなりました^^
(上から目線ですみません。言葉が思いつかなくて)

メアリーの衣装が片袖だった理由が分からないのですが、私の中で囚われの身ということでエリザベスより格下ということか“、逃げる為の翼がないという意味で収めました。
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by k-mia-f | 2015-07-26 17:44 | 演劇