人気ブログランキング |

ブログトップ

ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

『チチを撮りに』~家族~

b0125384_20265539.jpg

公式HP
【あらすじ】
フリーターの姉・葉月と女子高生の妹・呼春は母との3人暮らし。父親は14年前に女をつくって家を出て行ったきり。そんなある日、その父親が余命わずかとの連絡が入る。知らせを受けた母親は娘たちに会いに行くよう告げ、ついでにその顔をカメラで撮ってきてと頼む。父に対してあまり特別な想いを持たない葉月と呼春は乗り気しないながらも、どうにか父の暮らす田舎までやって来るが…。<allcinema>


**********

8月の鑑賞作品を今更という感じですが・・・^^;

こういうの観ると、邦画は無理した大作より、小さな世界(小品)で勝負する方がいいんじゃないかと思います。偉そうなこといえる鑑賞眼ではありませんが、配役も合っていると思いますし、短い尺の中で起承転結の配分も丁度いい感じ。。

暗い・重い作品にもできる状況の作品を、ちょっと笑えて、ちょっと泣けて、ちょっと呆れて、清々しい気持ちになる、後味の良い作品に仕上がっていました。
青空と太陽と風が気持ちよかった頃、自転車で坂道を下りるのが好きだった頃の匂いがします。

今後の活躍を期待したい監督さんの一人です♪

**********


「やっぱ親子だなぁ・・・姉妹だなぁ・・・」という思わせるシーンが何度が登場しますが、それが説明っぽくない。ちょっとした一言だったりするんですが、無理なくわかりやすい。
母娘の日常生活の見せ方が丁寧で、それぞれのキャラ設定等(性格等)をしっかり出してるので余計な説明が不要なんだと思います。
小さい伏線を丁寧に拾っていくので「こういう事ね!」と“ぷっ”てなったり、「本音はこうなのかな」と解釈を観客にまかせるが上手でした。全てを明かさないとはいえ(主に母親)、謎だらけで??と頭を悩ます程ではなく丁度いい感じ。

う~~ん・・・ ボキャ貧でうまく表現できないのですが、こういうとき良く使ってるのが“流れが綺麗”作品。“
チチ”がカタカナなのも、おまけ映像みたな最後も、綺麗に流れてる。

**********


姉妹が優等生でも不良でもないのが良いです。
姉妹が見送りの母親と別れてから、堅苦しい服をコインロッカーにいれて“自分らしい服”に着替えるの可愛いですね。お見舞いというより小旅行のようです。服装でキャラもしっかり出るしね。
母親もスーツで通勤するキャリアウーマンでないのも良いです。
全体の中で母親の登場する場面は多くないのですが、8月に観た作品なのに書いていると母親のシーンが頭に浮かびます。

母親がギュッと締めてる感じかな・・・ 
作品が柔らかくなりすぎないように締めてる気がします。
娘達と一緒の時の母親の面と、“一人の女性”としての面の違いが上手だなって思います。
一人で娘達を育ててきたしっかり者の面だけでないのが、彼女の行動に納得できる理由では?
納得というのも変かな?
夫と別れた日の回想場面の他に14年間の苦労話はありませんが、養育費も受け取らず一人で育ててきた男前の面以外を知っていると、彼女の行動に納得できます。
納得というのも変かな?
別れた夫を恨んでるとか、後悔しているとかじゃないけれど、これで良かったのなと思うことはあったと思うので、なんだろ・・・これもアリかなと(結局まとまらなかった)

*********


お気に入り作品だけど、頭にひっかかてるのが衣装。
姉・葉月がお見舞いに行く時のワンピースの柄と、回想シーンの子供時代の姉妹のワンピースの柄が一緒だったのが不自然だと思います。
大人の服をバラして子供服に直すのはアリだろうけど、逆は無理があると思うし、どっかで理由がわかるのかなと思いながら観ていたけど何もなかったので意味はないと思うのですが、いくら低予算作品でも現代劇の庶民の衣装は大してかからないだろうから、衣装さんが大雑把??もしくは、生地を買ってきて衣装さんのお手製(まさかね・・・)


監督:中野量太
製作年:2012年
製作国 :日本
配給 :デジタルSKIPステーション
上映時間 :74分


**********

月曜日頃から雷が聞こえるようになり、今日は立冬。
早いなぁ・・・
そろっと今年のベスト10作品を考える時期となりました。
シネウインドのベスト10はアンケートに上映希望3作品も書かなくてはいけないので(必須じゃなですけど)、中野監督の次の作品は何だろうと調べていたら夏の匂いを思い出しました。10月にKSシネマでイベント上映(シネマZOO)があったんですね。アンケートに書いてみようかな・・・
by k-mia-f | 2013-11-07 21:29 | 映画