ブログトップ

ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

『戦場のメリークリスマス』~胸キュン2~

先月の遠征時と重なった大島渚監督追悼上映にて鑑賞(のろのろ^^;)
シネウインドの「午前10時のアンゲロプロス」が終わりなので、大島渚特集やってくれないか聞いてみようかな。
b0125384_20464243.jpg


公開時は衆道作品と勘違いしていました^^;

国とか、宗教とか、思想とか、みんな取っ払って“人”だけを見ると、ハラ軍曹は人間味のあるいい人だと思う。
本来なら恩給がでない”死に方”をした“この頃は差別されて当然の人”の家族への配慮とか。
粗暴だけど、根は真面目でシャイな日本人で、日本刀よりクワが似合う人な気がします。
(そういう人だから“ふぁーざーくりすます”があると思う)


戦後、ハラが戦犯として処刑される前日に語った「自分のしたことは特別でない」というのが辛いなぁ。
同じことを思って処刑された、戦争がなければ普通の人がどのくらいいたんだだろう?
集団って怖い。
1日で黒が白へ、正が悪に変わってしまう。
こういうの、現代社会でも結構あると思う(だから企業戦士なのか?)
“戦勝国”のあの国とか、この国とか、ロープを持つ側にふさわしくない行為なんて当時も現代でもいろいろと・・・
ロレンスの「あなた(ハラ)も被害者」というのが哀しいな。
戦争は・・・やるなら勝たなきゃだめ(勿論、やらないのが一番だ。“戦時下“を経験せずに一生を終えたい。)

     ↑
(4/21追記:優れていたものや残すべきなことまで全否定されてしまうということが言いたかったわけで、ハラの行いを庇っているわけでないのですが、いい言葉がみつからなくて・・・


“東洋”を一方的に悪者にしている、欧米は全て正しいと表現している・・とかいう、批判的な感想を読みましたが、そうだとは思いません。
他人の感想にケチつける気はないのですが、この種の作品ではタマにみかける、このテの解釈に、ちょっとうんざり(奥歯に物が挟まったような書き方なのは、訪問が嬉しくない方の検索を避けてるから)。

“東洋”と欧米の価値観の違いを表現しているだけだと思います。
ロレンスとヨノイ、ロレンスとハラの会話の中で、ロレンスは“東洋”の価値観を認めていないけど理解しているように感じます。
ヨノイは“東洋”の価値観を「欧米人が理解できない」ことが理解できないように感じます。

ロレンスとハラが病床のセリアズを覗き込むところなんて、ハラは好奇心旺盛な悪ガキ。
ロレンスとハラは、 特殊な状況の中で、人種とか階級とか責務とか、そんなの関係なく腹を割って話しているように感じました。

セリアズの最期のシーン、白い蝶がセリアズの髪に止まった場所は、ヨノイが髪を切った場所でしょうか(深読みしすぎな気もしますが)?
いつも(というほどの鑑賞回数はないが)観てしばらくしたから「そーいえば・・」と思います。
セリアズにヨノイの思いは通じたのだろうか(衆道的なものではなく)?
セリアズとヨノイは死に場所を探してる点が似たもの同士という気がします。

**********

久々に観ると、当たり前だけど皆さん若いですね~~

ヨノイの演技はともかく、陸軍大尉であのアイメイクは無理があるだろ~~
シリアスなシーンでも、アップになると某化粧品会社のCM曲が頭の中で流れるから困る。

原題:Merry Christmas Mr.Lawrence
監督:大島渚
製作年:1983年
製作国 イギリス 日本
配給:松竹富士
上映時間:125分
[PR]
by k-mia-f | 2013-04-18 21:36 | 映画