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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

『発情ジュリアス・シーザー』@りゅーとぴあ劇場(3/20)

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~第3回芸術のミナト☆新潟演劇祭~
~柿喰う客 女体シェイクスピアシリーズ003~

原作:W・シェイクスピア
脚色・演出:中屋敷法仁
出演:川上ジュリア(シーザー)
    深谷由梨香(ブルータス)
    七味まゆ味(アントニー)
    渡邊安理(キャシアス)  他
    



初めての「柿喰う客」、当然はじめての「女体シェイクスピア」です。
ツイッターやブログで評判は知っていたけれど、なんて賑やかなお芝居でしょう。
上り調子の勢いに圧倒されたというか、熱気にやられたというか。
観覧車に乗って扉を閉めたらジェットコースターみたいに回転しだしたみたい(伝わるだろうか・・・)

りゅーとぴあ劇場の座席5列目まで取り外し、特設円形ステージと取り囲む形で雛壇の座席(6ブロック)が作られていて、円形ステージから舞台上手と下手に花道のような通路が作られていました。
舞台と外した座席の間に詰物をいれたのかなぁ。板をのせてつなげたのかなぁ・・・とか想像してますが実際どうなんでしょ?次のバックステージツアーに参加して聞いてみようか?
(仕込みの様子は"こちら” 新潟映画祭Facebook)

照明の使い方も面白かったです。
客席捲き込み型で、私の年代ですとディスコっぽくて(^^;)、円形ステージはお立ち台。

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演劇祭プレ企画トークで中屋敷さんが「大正デモクラシー」のイメージ仰った気がするのですが(勘違いだったらゴメンなさい)、私は「明治維新」と思いました。
「明治維新」というより「戊辰戦争」か。ブルータス派から新撰組や白虎隊を連想しました(ブルータスの見た目は坂本龍馬だけど)
若い女優さんが演じているので百戦錬磨の兵というより少年兵に見えて、キャシアスの自害は城がちたと勘違いして自害した百虎隊士と重なりました。


90分の圧縮版なので台詞カット部分はあるでしょうけど、原作に大体忠実だったと思います。
ただでさえ台詞と登場人物が多いの、江戸っ子風(歌舞伎風)口調で叫び気味、ず~っと流れている音楽で台詞が聴き取れない部分も多くて、好みの作品かどうかとなると微妙ですが、90分で物語をうまくまとめたなと思うし、斬新な古典劇と感じたし、この調子で37作品演出できるのかとうい不安と(余計なお世話だが)期待が半々。毎回違う“口調”が特徴の1つなんですが(観てないけど)次はどうするんだろう?


展開が早くて(なんせ90分版ですから)原作を知らない人は物語についていけたのかしら?
ブルータス派とシーザー派(アントニー派)が衣装ではっきり見分けがつくので、それさえわかれば大丈夫なのかな?
シーザー派は金モールの軍服(カルパーニアは鹿鳴館風ドレス)で、
プルータス派は袴にブーツ(ポーシャは女学生風袴)でした。


中屋敷さん、プレ企画トークでアンケートに「後で原作読んでみます」とあると申し訳ない気分になると仰っていた・・・と思いまが、今作品の場合は、観劇後に読む人が多い気がします。

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微妙といえば、終わり方に途惑ってしまって拍手するタイミングを逃してしまいました。
あの終演アナウンスのタイミングは新潟だけなのか気になります。
終わり方に途惑ってしまって拍手するタイミングを逃してしまいました。
「終わりだな」と思ったところで、間を空けず暗転もなしで終演のアナウンスが入り、てっきり「ブルータスの人生劇場」の終演アナウンスかなと、演出の終演アナウンスかなと思ったのです(私以外もそう感じたのか拍手は起きませんでした)。ところが、アナウンスの内容から本物の終演アナウンスとわかり、戸惑い気味のパラパラとした拍手が鳴り出しました。
私はそのやっと鳴り出した拍手を聞きながらスタジオBへ移動したので、その後のことはわかりません(「柿」から「牡蠣」へ移動で、アフタートークは欠席)。


“悩殺”“絶頂”と毎回扇情的なタイトルですが(次回は『失禁リア王』)、今回の“発情”の意味がイマイチわかりませんでした。艶っぽい表現はなかったし、本来の言葉の意味とは違うのかな?
たとえば、情熱を発する(情熱を燃やす)・・・とか?
       ↓
で、今頃になって新潟演劇祭のHPを見たら「敵や味方への“情”に駆られる人情活劇」とありました。
”発情”=義理と人情か?
まぁ、彫物があってもおかしくないブルータスだったような・・・気がする。
シーザーと一緒にアントニーを殺していれば、弔辞を許さなければ、アントニーに情けをかけなければその後の戦いはなかったね。

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ところで、
演出はこっちにおいといて
ローマ市民の心変わりに早さには先の選挙を思い出させます(極端すぎるよ)
アントニーの弔辞演説は、どこかの市長様を思い出させます(二枚舌っぽい)
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by k-mia-f | 2013-03-21 21:00 | 演劇