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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

『トガニ 幼き瞳の告発』~世論~

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公式HP】←実際の事件の経緯「トガニ法」の内容についても書いてあります。
【あらすじ】
美しい霧で有名な郊外の街にある聴覚障害者学校に赴任した美術教師のカン・イノ。しかし着任早々、怯えたような児童たちの表情から学園内に漂う不穏な空気を感じ取る。ある日、一人の女子児童が女寮長によって顔を洗濯機に押しつけられている現場を目撃したイノは、彼女を保護して病院に入院させる。そして、以前知り合った人権センターで働く気の強い女性ソ・ユジンに連絡を取る。やがて、児童たちが校長をはじめとする教師たちから日常的に性的虐待を受けている実態が判明。イノとユジンはマスコミを利用して校長たちを告発、ようやく警察が動いて逮捕にこぎ着けるのだったが…。<allcinema>




実は、話題になっているのは知っていいましたが、『闇の子供たち』みたいな感じかなと思って食指が動かなかった作品です。
『闇・・』は公開時に観たきりなので細かい点は覚えていませんが、ショッキングなシーンを繋げただけで“あざとい撮り方”と感じました。(何か書いてなかったかなと昔の記事を検索したら「配役がイマイチ」と書いてました)
休日に何を観にいこうかと外朝しながら携帯いじっってて「トガニ法」(注1)というの今頃になって知って急に観る気になりました。

この作品がきっかけで一度判決がでた事件を再捜査することになり、検察側の求刑より重い判決が下されたというのです。(注2)。



観た感想なんですが、
虐待される子供を観るのは辛いけど、R18にするほどではない気がしました(この基準がイマイチよくわかんない)高校生なら十分理解できる作品だと思います。

最初に「実話である」とあった気がするのですが、これは違いますよね(勘違いだったらスミマセン)原作は「実際に起きた事件を元にした小説」のはず。予備知識のない方が観たら勘違いするのでは?
観ていて実際に起きた事なのか。創作なのかどっちだろうと気になる場面がいくつか。
(被害者の少年の復讐は、創作ということで“ほっ”としました)

就職先の学校に斡旋料みたいなのを支払うのですが、金額が家を手放さなきゃいけない金額!だったり(お金を払うというだけでも驚きなのに!)
被害者の証言をもって役所へいけば、市役所と教育庁でたらい回しだったり、
職員室で教師が生徒を殴っていても他の教師は見てみぬふりだし(弱みを握られていたのかも)
観ていて腹が立つ大人が大勢登場するのですが、日本も同じかもって思うとゾッとする。
マスコミが動いて慌ててお役所が動き出すところとか。
裁判所でのカン先生の母親の台詞がチクッときます。


こういう事件は昔から西でも東でもあったと思うし、映画の題材としても目新しく感じないけど、手話での証言は私には新鮮でした。
被告の校長と行政室長(経理担当?)は双子なんですが、被害者の少女が二人の被告のどちらが校長か見分ける場面(乱暴したのは校長)で手話をうまく使ってうまく見抜いたときは、「ざまぁみろ!」と思いましたね。裁判で気分爽快だったのはこのシーンでだけ。
でも『闇・・』と違って後でじわじわ腹が立つ作品ではなかったです。

どういう経緯で実際の事件が再審になったか調べていないけど、もしもこの作品を観た後に「再審嘆願署名」なんてのがあったら絶対に書いてる!
映画の判決は、この先(再審)を知っているから冷静に観ることができたけど、そうでなければ救いがなさ過ぎる。

**********

(注1)「トガニ法」
・13歳未満の女子及び身体的または精神的な障害がある女性に対し、強姦または準強姦の罪を犯した場合の控訴時効の排除。
・身体的なまたは精神的な障害がある女性に対し刑法第297条(強姦)の罪を犯した者は無期または7年以上の懲役。

(注2)“トガニ”で検索するといろいろ出てきますが貼っておきます。
シネマトゥデイ 6/23
ニュースウォーカー 7/6
ほっとコリア シンポジウム1」(原作者)
ほっとコリア シンポジウム2」(監督)




原題 DOGANI
監督 ファン・ドンヒョク
製作年 2011年
製作国 韓国
配給 CJ Entertainment Japan
上映時間 125分
by k-mia-f | 2012-11-08 21:54 | 映画