人気ブログランキング |

ブログトップ

ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

『ガラスの動物園』@シアターコクーン(3/22)

b0125384_2131510.jpg
シス・カンパニー公演

作/テネシー・ウィリアムズ
演出/長塚圭史
翻訳/徐賀世子

出演
立石涼子(アマンダ)
深津絵里(ローラ)
瑛太(トム)
鈴木浩介(ジム)





セットはコンクリート壁(っぽい色)、左右に3個づつ扉、奥に大きな窓、仕切りを外した大広間みたいに感じました。今回は後方の中央なので舞台全体が良く見渡せます。

戯曲のト書きが細かくて、その割りに(?)「自由に演出して!」みたいなこと書いてあるのでどういう雰囲気になるのかと気になっていましたが、意外と正統派だなって思いました。黒子役も兼ねたダンサーの登場には驚きましたけど。

セットに同化するような衣装のダンサーたちの手足が、扉・柱から”にょきっ”と現れたときは目が点でした。ダンサーたちが踊りながら家具を運び入れる“黒子”には拍手。ダンサーたちの動き回る姿が(私は“踊り”というより“蠢き”に感じました)は何かに捕らわれているウィングフィールド家の人々に見えました。
ボキャ貧でうまく言葉がでないのですが、その言葉に出来ない気持ちを表現しているのかなって思います。
う~ん しいていえば、不安だったり、苛立ちだったり、焦りだったり、後悔だったり・・・。
ダンサーによる場面転換(家具の配置換え)が面白くて「斬新な正統派」という感じ。


**********


キャストも良かったと思うし、演出も気に入ってるし、好きな戯曲だし、何も文句はありませんが、
しいていえば(^^;)
ジムに角のとれたユニコーンを手渡す際の「お土産」が気になります。紳士がジェントルマンでも、はにかみ屋がシャイでもいいけど(意味は変わらない思うから)、記念品と土産はちと違う気がします。ほんっとに小さいことですが。
行けるならもう一度観たいと思う作品ですが、映画みたいに気軽にはねぇ・・・ 交通費もかかるしねぇ・・・ 


語り部であるトムを演じた瑛太さん、抜け出したたいという気持ちといいますが、エネルギーを感じる演技でした。ローラの深津さんも"おどおど”した様子も、個人的に嫌な思い出が蘇ってくる演技でした。アマンダの立石さん、私のイメージしていたアマンダと違っていましたがかえって良かったかも。ローラのことより自分のことが大事(ローラのことを恥ずかしいと思っている)というイメージが強かったのですが、今回は自分よりローラの行末が心配(ローラを可哀想と思っている)と感じました。

ローラとアマンダの今後がどうなるか・・・
近頃、「アパートで餓死と思われる遺体を発見」なんて事件に驚かなくなりました。
もしかして、私もこうなるのかなとか考えたり。
ローラとアマンダもこんなこと想像したのかしら?
もしかして、トムは船上で役所から電報を受け取ったのかしら?
・・・なんてね。 

ジムを演じた鈴木さん「感じのいい、ふつうの青年(小田嶋訳)」」でした。
多分、きっと誰とでも話を合わせてくれそう。


**********


家族の物語ですから、自分の親子関係と重ねて観てしまいます。
正直、ぐさぐさと刺されている気分です。
そんな舞台を面白いと良作と感じる自分は何なんだ?


実は、まだパンフを読み終えていないんです。
なので、後で気が変わってこっそり直すかも^^;
by k-mia-f | 2012-03-25 21:14 | 演劇