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ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

『サラエボ、希望の街角』

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【あらすじ】
ボスニア紛争から10余年が経ち復興が進むボスニア・ヘルツェゴビナの首都、サラエボ。この街に暮らす若い女性、ルナ。かつて、目の前で両親を殺されるという過酷な経験をした彼女だったが、現在はキャビン・アテンダントとして働き、今を大切にして充実した日々を送っていた。目下の悩みは、同棲中の恋人アマルの飲酒癖と、彼との子どもが欲しいのになかなか妊娠できずにいること。そんな中、アマルが勤務中の飲酒が発覚して停職になってしまう。ほどなくして、偶然再会した旧友から仕事を手配してもらったアマル。しかし、その旧友がイスラム原理主義を信仰していたことから、アマルも急速にイスラム原理主義に傾倒していく…。




ルナもアマルも内戦で受けた心の傷がある。
心の傷と一緒に未来へ進もうとするルナとに対して、アマルは過去のことを考えて前へ進めない。

「子供の頃はパイロットになりたかった」

アマルがアルコールへ逃げるのも、辛い内戦時代を思い出したくないのではなく、内戦自体なかったことにして、人生をやり直したいと考えているように思いました。当時の戦友と疎遠になっていることも。
も「前へ進めない」苦しみからアルコール依存になり、信仰に目覚めたことにより・・・というより信仰に依存することで「過去へ戻る」ことで前jへ進みことできたのでは?

この種の「戦後」の作品を観ると、戦争さえなければ幸せな二人だったのにと悔しいやら哀しいやら。
アルコールを止めたおかげで(?)子供もできたということは、アルコール依存の原因となった「戦争」がなければ・・・・

ルナが内戦前の家を訪れる場面が好きです。
内戦から15年・・・自分の家に住む「内戦を知らない少女」の頭にそっと手を置くシーンに未来を感じます。
原題の意味は「途中」
希望の街角とういう邦題に??でしたが、なかなか良い邦題です。
ルナを演じたズリンカ・ツヴィテシッチが素敵。

新潟国際映画祭でのリベンジ鑑賞。
実は、遠征のついでに岩波で観たんですが、キャンプシーンからしばらく記憶がない^^;
「寝ちゃうということは合わない作品だったのかしら?」と思いましたが、主演のズリンカ・ツヴィテシッチが気になってリベンジ鑑賞したところ面白い。映画祭ではパンフ未販売。こんなことなら岩波で買っておけばよかった・・・岩波のは読み応えがあります。



原題 NA PUTU
製作年 2010年
監督 ヤスミラ・ジュバニッチ
製作国 ボスニア=ヘルツェゴヴィナ/オーストリア/ドイツ/クロアチア
配給 アルバトロス・フィルム=ツイン
上映時間 104分
by k-mia-f | 2012-02-23 06:35 | 映画