人気ブログランキング |

ブログトップ

ほんとはいいたかったこと・・・鈍間雑記

狂言三昧②~ござる乃座京都(11/26)

b0125384_23572443.jpg
今頃ですが・・・その2
(グログ名通りです・・その2)

最初で最後かもしれない、金剛能楽堂の鏡板。
会場入りしたら撮影会会場となっていたので私も真似して撮影してみました。

ござる乃座 in KYOTO 6th@金剛能楽堂(11/26)

b0125384_23572474.jpg
『鬼瓦』
 大名/野村万作
 太郎冠者/深田博治

『川上』
盲目の夫/野村萬斎
妻/石田幸雄

『釣針』
太郎冠者/野村萬斎
主/高野和和憲   ほか  



**********

私は脇正面好きですが、『鬼瓦』は正面の方が楽しいと思います。今回は脇正面なので、声は万作さん、所作は初見だった千作さんで楽しみました(注・千作さんは想像です、出演したわけではありません。念のため。)
大雑把に説明すると、長く地元を離れている大名が、お寺の“鬼瓦”を見て妻を思い出し泣き出してしまう物語。この時の“鬼瓦”のどの部分が妻に似ているか語る場の動きが脇正面だとあまり楽しめない(かな?)。台詞だけでも十分伝わるとは思いますが(秀句と違ってわかりやすいので)、正面に“鬼瓦”がある設定なので正面の方が楽しめます。
この大名の大泣きは寂しさから。きっと休憩無し、食事なんてマラソン選手みたいに歩きながら“補給”するかんじで、大急ぎで帰郷するんだろうなと思います(お供の太郎冠者に同情します)。
舞台になった因幡堂が京都駅へ戻る途中にあるので、帰りに立ち寄るつもりでしたが、足が痛く、見学できるが微妙な時間だったので今回は諦めました(秋は30分くらい早く終わるんですよね)。

**********

『川上』は初見です。京都まで足を運んだのは“業務命令休暇”が一番の理由ですが、この演目が悩んでる私の背中を押しました。大雑把に説明すると、盲目の男が目が見えるようになりたいと「開眼祈願」の参拝をします。お告げがあり、目が見えるようになったのですが“お告げ”は悪縁である妻との離縁が条件。最後は視力か妻かどちらか選ばなくてはなりません。
褄に出発を見送られてから、目が見えるようになって帰宅するまで一人芝居です。笑の要素は皆無ではないでしょうか?最後に夫婦で橋掛かりを歩く場で、じ~んとなって、拍手する気にはなれませんでした(元々私の拍手率は60%くらいですが)
自分(妻)を選んだことにより、再び盲目となった(再び世話が必要となった)夫の手をとる妻にじ~んときました。パンフの演目解説によりますと、終局部(二人で橋掛かりを歩く)の演出で曲の解釈が変わるとのこと。二人とも後悔はないと思います。不自由な生活でも二人なら大丈夫、一緒にいたいんだと感じました。機会があれば是非もう一度観たい演目の一つになりました。
演目解説によると、江戸時代初期の大蔵流では、妻の嫉妬深さとそれを迷惑がる夫がおかしいとい内容だったとのこと。お告げの“離縁”は嫉妬深いからだったのでしょうか?笑える『川上』を観てみたい気がしますが、現在は和泉流のみの曲とのこと。

**********

『釣針』はつっこみどころ満載の楽しい曲で大好きです。これは脇正面が面白い!
この公演チケット移動中に携帯で確保したのですが、表示された座席がどの辺りなのか、脇なのか正面なのかもわからなくて、わかるのは後方列ということだけ。遠征を決めたとはいえ費用もかかるし少しでも良席(私の場合脇正面目付柱側前列)で観たいと思います。でも、この演目は中正面後方でも楽しい曲なので、一瞬”え~っ”とがっかりしたけど、”まいっか”と“購入”を押させた曲です。
大雑把に説明すると、嫁希望の主人が“お告げ”で大きな釣針を授かり、それで妻を釣上げるという物語。
釣り竿を投げる前に、妻の条件を謡いながら舞うのですが、その内容が可笑しいのと萬齋さんの跳躍力にみとれてしまいます。舞は正面からの方が分かりやすい思いますが、脇正面寄りで舞うので脇正面後列でも近く感じますし、橋掛かりから釣上げてた妻・腰元達が登場する場は後方の方が楽しめます。


b0125384_23572420.jpg
席は脇正面の後列で比較的橋掛かりより。『釣針』にぴったりの良席でした♪
前が通路なので、舞台はよく見えるし、ずらずらっと腰元達が登場する場面が楽しいです。



**********

前日の国立能楽堂公演の終演が21:00頃、翌日の金剛能楽堂公演が14:00開演。
10月に傘寿記念公演(これも感想書いてない・・・)を行った万作さんのお身体が心配。
都内から京都だと朝出発の新幹線ですかね?
(私は夜行バスでしたが)

この後、狂言三昧③を書くつもりでしたが目がキツイので後日(もう一ヶ月以上経ってますが)。
by k-mia-f | 2011-12-27 23:57 | 能楽